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#恋愛
アウラウラ
45
#オリジナル
芽花林檎
255
#元カレ
まぁ
22,842
「おまえを、これほどまでに好きになるとはな……」
はぁーとひと息を吐いて、呟く。
「私だって、こんなに好きになるなんて思わなかった……」
彼女の吐息が吹きかかるだけで、ドクッと胸が高鳴る。
「……どうすればいいんだよ、こんなにも好きにさせやがって……」
「聞くまでもないでしょ、そんなの」
言う彼女に、「なんだよ……?」と、訊き返す。
「……もっと、好きになって……」
耳に声が吹き込まれると、逃れられない切迫感に襲われた。
果てて一旦は落ち着いていた昂ぶりが蘇りそうになり、「おまえなぁ……」と眉を寄せる。
「やばいっつってんだろ」
「いいよ」
「何がいいんだ、おまえだって身体がきついだろうが」
「ううん」と、首が左右に振られる。
「いいの。ずっと、こうしてたい……」
胸が押し付けられ肌がぴたりと重なり合う。
「……だって、あなたが好きなんだもん……」
こんな可愛いやつ、抱かずにはいられない。
俺をこんなにも本気にさせやがって、もうどうなっても知らねぇからな。
ベッドの中で、ハァハァと互いの息遣いだけが混じり合う。
「……おまえを抱いてると、俺に余裕がなくなる」
気が急くばかりで、意識すら飛びそうになる程、めちゃくちゃに抱いちまいたくなる。
「……私も、余裕なんて感じてる暇なんて……」
最後までは言わずに、「……んっ」と、彼女の方から口づけられると、
非現実的だとは思いつつも、彼女と出会うべくして出会った奇跡すら感じるようで、
こんなにも愛していることを、俺自身が認めざるを得なかった……。
感じる愛情のままに唇を重ね、息も継げないようなキスを送る。
「……舞、もう離してやれない」
「……離さないでいて、颯」
腕の中に告げると、二度とは離さないと胸に強く押しあてて、俺の愛しい彼女の体を固く閉じ込めた……。
end──
※番外編の後は、このまま特別編へ移ります。
コメント
1件
うわあ、もう、この密度…! 冒頭の「おまえを、これほどまでに好きになるとはな……」から最後の「離さないでいて」まで、ずっと心臓が掴まれてるみたいだった。舞ちゃんの「もっと、好きになって……」「ずっと、こうしてたい」が、もう可愛すぎて、同時に切なくて。颯さんが「余裕がなくなる」って認める瞬間の、あの無防備な感じがたまらなかった。番外編でこれだけ深く二人の関係を描いてくれるの、贅沢すぎる…。特別編、待ち遠しいです!