(ソ連目線)
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あ…
俺は起きてすぐ時計を見る
しくじった
寝坊だ
珍しく俺は寝坊をしてしまった
昨日はあまり大したことをしてないが、何故か、かなり疲れていたらしい
変だな…
階段を降りる
いつもより遅く起きて日差しが強い
窓を開けながら進む
久しぶりにまじまじと空を眺めた
雲の形
いろんな形をしている
今日は雲の流れが早いように感じた
そしていつも通り洗面台に…そう思っていたが、俺は気づいたらスマホを見ていた
アメリカから来てる…
6時50分…
俺よりだいぶ前にアイツが起きていることが少し不快だ
急いで返信をする
[アメリカ 今日、何時に行けばいい?]
[ソ連 9時]
[アメリカ OK !]
返信早すぎだろ、怖
まぁ、良い……
今日か…
アイツがこの家に来るの初めてだよな
何故だか緊張で少し腹痛がする
緊張か…
本当に俺、おかしくなったよな…
「はぁ……」
ため息を吐きながら、俺は洗面台へと向かう
いつも通り顔を洗って歯を磨いた
服を着替える
何の服がいいかわからなかったから適に黒い長袖のシャツに少し緩めのズボンにした
シャツか…久しぶりに来た気がする
前まではよく着ていて、当たり前だと思っていたのに、何故か今更、首元がかなり開いている事に少し驚いた
そんなことをしているともうアメリカが来る時間だ
俺は急いで、寝癖がバレないように髪を束ねた
<ピンポーン>
インターホンが鳴る
「はぁい…」
寝起きすぎて少しふわっとした返事になってしまった…
『good morning ソ連!て…寝起き?』
「ちっ…違う!」
『あー…ズボシカー』
「とりあえず入れ」
『お邪魔しますっ』
初めてこいつを家に入れるんだと、再度理解した
とくに複雑な心はなかった
何故か
ただただその行為が
嬉しかった
(アメリカ目線)
ついに来てしまった…ソ連の家に
てか、庭 and 家デカ
えっ、ソ連って一人暮らしだよな?本当に
とりあえずお邪魔する
てか、ポニテかわわ…
来てすぐに尊さに〇されるところだったんだが?
そして、首元開きすぎだろ
うわ、背中も開きまくってる…
肌きれー…めっちゃんこ輝いてる…
ソ連のうなじ初めて見たわ……
綺麗すぎる……
いや、考えてる事変態かよ
マジでごめんソ連…
『ん…先行け』
ソ連が玄関のドアを開ける
デカすぎだろドア
何メートルくらい?
190センチ超えの俺よりデカいんだけど?
まぁ、ソ連も190超えてるから当たり前だけど
てか、俺がドアを開けてソ連を先に行かせたい
「お邪魔します…・・」
いそいそとソ連の家の中に入る
えっ、豪邸?
天窓多すぎ
でっかいシャンデリアあるんだけど
リビング広っ
テレビ、デカァ…スクリーンかよ
ソファも何人座れんだ、これ
ロウソク立てとかあるし
天井は高いし
なんか謎の植物置いてあるし
デケェ木が家の中に植えられてるし
チラッとしか見てないけど洗面台デカ
なんか収納場所めっちゃあるし
風呂場も広すぎだし
トイレちゃんとバラだし
まあ、それより、くっそ整理整頓がされている
綺麗すぎんだろ
綺麗超えて美しいわ
輝いて見える、眩しっ
これはマジでサングラス必須、ナイス俺
『何をキョロキョロしてる…キモいぞ……』
「ヴ…スミマセン…」
キモいって言われた…
辛⋯
仕方ないか…
『そこのソファに座ってろ
紅茶、コーヒー、ココア、ミルクティーどれがいい?』
「じゃ…じゃあ、コーヒーで…」
『分かった』
お湯を入れる音とともにコーヒー豆の香ばしい匂いが鼻をくすぐった
俺は元々あんまコーヒー飲まない方だったんだけど、なんかリラックスできるもんないかなーて探してたら、ブラジルに勧められた
アイツこんなもん飲んでんだなー、とか思いながら飲んでたら、結構美味くてハマった
時々、今も飲んでる
あんまりカフェイン、たくさん摂取したくないから、飲む回数は少ないけど
ま、コーヒーなくても、俺はコーラ飲めてればいいからなー
『出来たぞ』
「ありがとうございます…」
なんか今日の俺、硬い気が…
よほど自分が緊張してる事に、今気付いた
マジかー…、ちゃんと言えっかな…俺
「んで…今日来た理由なんだけど…」
『…』
黙って俺を、真っ直ぐにソ連は見てくる
こえー…
美形の厚ってやつ……?
超不安なんですけど?
どうしよう…
まあ、頑張るしか無いっ!
頑張れ俺!負けるなああ!!
……あ…また来た
昨日の疑問
なんかここに来るまで、何回も浮かんできた
「許されてどうすんの?」って…
どうしようね…
まだ分かんないわ
つづくお(^^)(は?
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