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私と歌葉の仲はそれからもずっと良好だった。
それを見たクラスメイトは少しずつだが私たちと話すようになった。
私も合わせるだけを止めて前より心からの笑顔をたくさん出せるようになった。
そんなある日の放課後ーー
千嘉「明日から夏休みか…夏休み明けはテストだし…宿題多すぎ」
歌葉「計画していれば大丈夫よ…一緒に計画立ててみない?私も手伝うから」
千 嘉「歌葉…ありがとう~」
歌葉「大袈裟よ…行きましょう」
歌葉の家で計画を立てることにして彼女の家に向かう。
何度か遊びにいくことがあり歌葉の叔父と叔母とも仲良くなった。
彼女の家で夕食を供にしたりなどとても可愛がってくれるため家よりも心地よい場所になった。
千嘉「美術もあるなんて……私絵心ないのに……」
歌葉「難しく考えすぎよ…いくつかジャンルあるしそこからできそうなのを選んだらいいのよ」
私たちがもうそろそろ歌葉の家につくというときに前から黒いスーツを身に纏った人たちが私たちを見て駆け寄ってくる。
男「ターゲット発見!捕まえろ!」
千嘉「え!?ターゲットって何!?」
歌葉「とにかく逃げよう!」
私たちは来た道を引き返した。
来た道を戻っているけどその人たちはずっと追ってくる。
このままじゃどっちも捕まって殺されるかもしれない。
けど心当たりなんて全くないし……
なんで追われないといけないの?
男「待て!止まりなさい!」
千嘉「歌葉!先に行って!あの人たちは足止めしておくから!」
歌葉「千嘉を置いていくなんてできない!」
千嘉「でもこのままじゃどっちも捕まるんだよ?ちゃんとに話せばわかってくるかもしれない!」
ちゃんと話したら
千嘉「なんとか説明してみるから…この先にプラネタリウム館があるからそこで待ち合わせしよう!絶対に行くから」
歌葉「…………」
千嘉「大丈夫!プラネタリウム館のおじさんと私、友だちだから!私の名前出して匿ってもらいなよ」
歌葉「そういう心配じゃなくて……」
千嘉「いいから!早く行きな!アイツらに見つかる前に」
彼女は戸惑いながらもプラネタリウム館の方へ走っていった。
さすがにずっと走り通しは疲れた。
さて…居場所を聞かれたらどう誤魔化そうかな……
プラネタリウム館に着くまでの時間稼ぎをしたいから……
男「やっと追い付いたぞ……おい!もう1人はどこに行った!」
千嘉「何の理由があって私たちを追うんですか?私も歌葉もあなたたちなんて知らないし」
男「キミに用はないんだ…私たちが探しているのは一緒にいた人の方だ」
千嘉「もしかして歌葉の後をつけてたストーカーまがいのことしてたのはあなたたち?」
男「ストーカーではない!私たちは護衛をしていたんだ!」
護衛をしていたという言葉に私は理解ができないという顔をした。
千嘉「けれど歌葉の感じてた視線はあなたたちで間違いないんですね?」
男「えぇ…多分…不安したのなら申し訳ない」
千嘉「一体私たちに何のようですか?」
男「先ほど一緒にいらっしゃったあの方は流れ星の産み落とした命なのでございます」
千嘉「それは本人から聞いてます…しかし何故あなたたちがそれを狙うの?」
男「私たちは政府からその命を授かっているのです…私たちは観測部隊流星のものです」
千嘉「観測部隊流星?聞いたことないです」
男「聞いたことなくても当然ですよ…秘密にされてる部隊で隠密に動くので」
千嘉「でも歌葉に用があるなら声をかければよかったじゃないですか…こそこそして」
でもこれで歌葉に心配しないでいいよって言えるな。
千嘉「なら歌葉呼んできましょうか?そっちのプラネタリウム館にいると思うので」
男「いえ、私たちも一緒に行きます…せめてもの誠意をと思いまして…不安にさせたお詫びをしたいのです」
そして自分たちがどうして彼女をつけていたのかなど全てを
私は彼らが逃げないように後ろから着いていくと提案した。
後ろからついていけば逃げられるはずもないしね。
そしてプラネタリウム館に到着したが中は真っ暗だ。
千嘉「あれ?おじさーん!いないのー?すみませーん!歌葉ー?いるなら返事してー?私だよ!」
そう言ったのに返事がない。
表に休館日ともやってなかったからおじさんだけはいるはずなんだけど…
電話してどこにいるか確認するが繋がらず私は嫌な胸騒ぎを覚えた。