「鈴木くん。ゲームをしようか」
「ゲーム…?」「そう。死んだら負けの簡単なルールよ。」
「は…?何それ…どういうことだよ…」
「じゃあ、始めようか。」
こんなの、狂ってる。おかしい。
なんでこんなことになったんだ_
1年前
キーンコーンカーンコーン…
「はいはい席に着けー。」
今日も今日とて好きな人が可愛い。好きな人というのは、同じクラスの宮岡(みやおか)さん。
どこか儚い雰囲気を持ってる彼女に一目惚れしたのだった。
「宮岡さん…!良かったらこの後俺とカラオケ行きませんか?…あ、もちろんお友達も誘ってくれて結構です」
「カラオケ大好きだから嬉しい、行こう!」
よっしゃよっしゃよっしゃ…!!
これはチャンスだ。
宮岡さんと2人きりになる絶好のチャンスだった。
その時。「あのぅ。」後ろから小さな声が聞こえた。「あの、私もカラオケいっていいかな?」
「花山(はなやま)さん…」花山 照子(てるこ)。
学校ではだいぶ影の薄い方で
あまり話したことがない女の子だ。
あーあ。宮岡さんとの2人のチャンス逃しちゃった。けど、 気まずい空気になるよりはいいかと思って俺はOKした。
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