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美柚「わたしさー、半年前、健斗の赤ちゃんいたんだ。」
翔太「は?」
辰哉「え?」
涼太「え?」
美柚「話さなきゃって思ってさ、何度も連絡したけど、仕事だって。そんな時に友達から知らされたの。浮気してるよって。」
翔太「まじか……」
美柚「またかーって思ったけど、何だかんだ言って、好きだったんだと思う。すごいショックで赤ちゃんダメだった。」
辰哉「…美柚ちゃん…」
美柚「今日さ、家族連れとか見てさ。ちょっと切なかった。」
翔太「それ、アイツ知ってんの?」
美柚「ううん。知らないと思う。」
辰哉「それあんまりだね。」
翔太「愛されてなかったんじゃないの……か。」
美柚「今、それ言う?(笑)」
翔太「ごめん…」
美柚「でもその通りだよねー(笑)そのあとにさ、今日記念日だから、予定空けとくよういわれて、やっぱりただの気の迷いなんだって思ったからさ、色々頑張ったの。でもさ、ドタキャンされて、バッタリ会ったら向こうは浮気相手と食器なんか選んでんのよ。いくら私でも耐えらんなくて、逃げようとしたらさ…」
翔太「あ、だから、お前泣いてたんだ」
美柚「え。そこまで見てんの??(笑)」
それからの経緯を話した。
辰哉「すごい偶然だな」
涼太「翔太大丈夫?」
翔太「ん、荷物あいつの実家に送ってやったよ。」
美柚「うわ、なんかやだ(笑)」
翔太「うるせーよ、お前っ!(笑)てか、お前飲みすぎじゃね?」
美柚「…んぇ?大丈夫、まだ…まだ飲む!!」
翔太「飲みすぎも、よくねーだろ」
美柚「何よ。今日ぐらいいいじゃん!!」
辰哉「あー、こりゃ、美柚ちゃん寝ちゃってんねー笑。かぁいい…( ˶ˊᵕˋ)੭♡」
翔太「よく、こんな男だらけの中で寝れるなー。」
辰哉「ほんと。食べて下さいって言ってるよーなもんだよなー(笑)」
翔太「きもいぞ、お前。」
辰哉「翔太も狙ったよーな顔してんじゃん!」
翔太「ち…ちげーよ!だれがこいつなんか……」
涼太「ふーん、意外と二人似合うとおもうよ?」
翔太「り、涼太まで…」
辰哉「まぁまだ、2人とも傷心だしなぁー、今すぐはないだろうけど、美柚ちゃん、今日翔太とばっかだったし。何だかんだ言って、翔太も美柚ちゃん構ってたしなー」
涼太「そうそう、鼻水付けられながらもね(笑)」
翔太「うわ、そーだ。こいつ鼻水……」
美柚「(寝言)ん………健斗のばかぁ……(>_<)」
涼太「ほんとは大好きだったんだね…」
辰哉「にしてもひどいな。無責任すぎる」
翔太「………。そんな男にあっさり奪われて。俺も糞ダセー(笑)」
涼太「翔太?」
辰哉「翔太は大丈夫なの?」
翔太「ん、なんかこいつ見てたらさ、俺そこまで頑張ってた訳じゃなかったし。」
辰哉「翔太は翔太なりに大事にしてたんでしょ?」
翔太「どうだか。いて当たり前みたいなとこはあったかな。」
辰哉「へー。」
翔太「いつもみたいに、俺に突っかかってるくせにさ、必死で泣くの我慢してた。」
涼太「そっか。頑張ったんだ。」
辰哉「仕方ねーな、こんな安心して寝られてんじゃあ、裏切れねーな(笑)」
翔太「おま、本気で食う気だったの?」
辰哉「ん、どーだか(笑)」
涼太「とりあえず俺ん家つれてくか。家わかんないし」
翔太「だな。」
辰哉「じゃ、俺帰るかー。」
涼太「翔太も泊まってく?」
翔太「あ…うん…そうしよかな」
辰哉「あ、照から、涼太ん家行くって連絡きてんだけど」
涼太「え?…んま、いいか。わかったっ送ってー」
辰哉「送った。んじゃ俺もいこっ」
辰哉「じゃ、美柚ちゃん抱え…」
翔太「いいよ。俺が連れてく。お前じゃ信用ならないし」
辰哉「ひどっ!」