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―阿side―
目「…好きだよ、阿部ちゃん。」
めめの手を握ってたら、めめの口から、そんな言葉が零れた。驚いて、めめの顔を見ると、「やってしまった。」と顔で語っていた。
めめが俺の視線に気付いて、目が合った。何故か恥ずかしくて、顔を真っ赤にして俺は、目を逸らした。
正直、好きかどうかなんて、分からない。人を好きになる事、人に好きになられる事は、今の俺にとっては怖い。…でも、嬉しい。めめは、いつも俺を守ってくれて、暖かくて。これは、何て言う気持ちなのだろう。
目「ごめん、」
阿「…え?」
目「口、滑った。」
謝らないでよ。「口滑った」って事は本心、って事?ずっと言いたくて、黙ってて、今、溢れ出ちゃった、って事だよね?
嬉しい、嬉しいよ。でも…、
俺はどう答えれば良いのか分からず、黙ってしまった。
目「うん、ごめん。…忘れて。」
めめが悲しそうな顔で、でも笑って、俺を見て言う。そんな顔、しないでよ。そんな事、言わないでよ。俺は、俺は…、
すると突然、後ろから誰かが迫ってくる気配がして、後ろを振り返ると、あの女優さんが、包丁を持ってこっちに突進してきた。「もう無理だ」って思って、目を閉じたけど、…痛くなかった。
目を開けると、女優さんの手には血の付いた包丁。そして、…俺足元には、お腹を抑えて倒れている、めめがいた。
一瞬脳がクラッシュして、何が起きたのか分からなかった。目の前が真っ暗になって、何も考えられなくて。
阿「めめッ、」
目「ッ…、」
阿「めめ…めめッ、」
苦しそうな顔で自分のお腹を抑えて蹲っているめめ。ごめん、俺のせいで…、ごめん、ごめん。
女優「あんたのせいよ!」
その声ではっ、っと我に返った。
女優「あんたの人生、滅茶苦茶にしてやりたかったのに!どうして何も無かったかのように仕事出来るの!いっその事、何もかも奪ってやろう、って思ったのに!」
…全部、全部、この人だったんだ。俺を苦しめたくて、あんな事…。
女優「私の事振っておいて目黒さんと恋愛!?…ふざけるな!」
…酷い、…何で、…俺が悪い、…死にたい、…
ずっと感情が行き来して、耐えられなくなって、その場で涙が溢れた。
阿「…俺の、伝え方が、悪かったですか?…癪でしたか…?」
女優「私はッ…!」
阿「…俺が悪いんですよね。…謝るから、何でもするから…、メンバーには、めめには、手を出さないで…下さい…、お願い、します…泣、」
女優「…。」
阿「俺の事、滅茶苦茶にしたいんですよね…?…俺の事なら、殺して良いから。俺は、抵抗しないので…、」
女優「…は?」
阿「めめ、ごめんね。」
目「阿部…ちゃん…、」
ゆっくり歩いて女優さんの近くに行く。体が震えてるけど、無理矢理抑えて、1歩ずつ前へ歩いていく。
女優さんの前に着いて、言った。
阿「…好きなだけ、滅茶苦茶にして下さい。でも、俺以外に手を出す事は、もうしない、って約束して下さい。」
色んな人に批判されて、メンバーが傷付けられて。俺のせいでこんな事がまた起こるなら、死んだ方が…良い。
阿「どうぞ、」
女優さんが叫びながら振りかぶって、今度こそ無理だな、って思って、目を閉じた。
目「阿部ちゃんッ…、」
でもまたもやそれは当たらなくて、俺はめめに突き飛ばされていた。
目「ゲホッ、」
阿「めめッ、何で…、」
目「…阿部ちゃんが、死ぬなんて…、絶対、やだ…、」
阿「俺はもう良いの!…辛いだけなんだよ、こんな世界!」
宮「目黒ッ!」
目「舘…さん、」
佐「阿部ちゃんも…落ち着いて!」
阿「佐久間…、」
宮「ラウ!救急車ッ!」
ラ「もう呼んだよ!」
向「警察ももう連絡したで!」
阿「何で…、」
渡「めめから連絡があった。ん、」
そう言ってグルラの画面を見せられた。
目『阿部ちゃんが危ない。場所共有するから助けて欲しい。』
俺が…危ない?自分は刺されてるのに?何で俺の心配ばっかり…、
阿「めめ…、」
女優「離せ!」
岩「うわッ、暴れんな!…翔太!手伝って!」
渡「ん、」
照と翔太が暴れてる女優さんを必死に抑えてる。メンバー全員が、助けに来てくれた。…俺は、守られてばっかで、迷惑で…、
宮「目黒…?目黒ッ、」
向「めめッ!しっかりせぇや!」
目「…ッごめん…、」
ラ「もうちょっとだからッ、耐えて!」
俺のせいで…めめが…、
…
―目side―
阿「めめッ!」
さっき女優さんに刺された場所が痛くて、そっから血が溢れてるのも感じて、薄れゆく景色の中、メンバーの声が聞こえて。
その中でも、阿部ちゃんの声だけは鮮明で、俺の大好きな、阿部ちゃんの声が泣きながら、弱々しく、俺の名前を呼んでくれている。
あぁ〜、死にたくないなぁ…。これからも、阿部ちゃんに恋してたいなぁ。SnowManとして、活動してたいなぁ。さっきから体に力入らないんだよなぁ。…俺、死ぬのかなぁ。
でもね、阿部ちゃん。これは阿部ちゃんのせいじゃないから。ずっと言ってるけど、阿部ちゃんは何も悪くない。だからさ、背負い込まずに、もっとメンバーに頼ってさ、気楽に、生きてね。
…救急車とパトカーの音が聞こえる。良か、った…。
俺の意識は、そこで途絶えた。
…
次に目を覚ますと、見慣れない天井が視界に飛び込んできた。
目「…ここ、どこ…?」
佐「蓮ッ!」
目「佐久間…くん…、」
佐「良かった…、」
目「阿部ちゃん…ッ、」
何があったのか瞬時に思い出して、ベッドから体を勢いよく起こした。
目「痛ッ…、 」
佐「蓮、無理すんな。刺されて、3日間意識が戻らなかったんだぞ?」
目「3日間…!?」
話を聞いたら、俺が意識を失った後、すぐ救急車とパトカーが到着して、俺は病院に搬送、そして治療。女優さんは署まで連れて行かれたらしい。
目「阿部ちゃんは…?」
佐「怪我はしてないよ。でも…、」
目「でも…?」
佐「家に閉じこもって出てこない。多分責任に押しつぶされてるんだと思う。阿部ちゃんの家にも、メンバーが交代で行ってるんだけど…、返事は、してくれなくてさ。連絡は取れるんだけど…来ないでの一点張りで…。」
目「阿部ちゃん…、」
佐「…、」
目「俺、阿部ちゃんの家、行ってきます。」
佐「え…今!?」
目「はい。」
佐「お前、馬鹿なの?」
目「馬鹿じゃないです。」
佐「蓮、今入院してんだよ?病院から出れるわけないじゃん。てか、今、目覚めたんだよな?刺されてたんだぞ?」
目「でも、それは阿部ちゃんを助けない理由にはならないです。だから…、」
佐「駄目!」
目「何でですか!?」
佐「蓮が必死なのも分かる、けど!今は自分の体を労れ!」
目「でも…、」
佐「蓮は今動けないの!分かる?」
目「…はい。」
佐「まぁ、阿部ちゃんに連絡は出来るでしょ。阿部ちゃん、蓮の事、ずっと心配してたから、見たら出てきてくれるかもよ。」
目「…はい!」
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うー 酷すぎる 振られただけで ここまで狂気に人を陥れることが出来るのか。 めめは心の底からあべちゃんを好き😊 助けたい一心なんだよね。 めめ助かったんだよ あべちゃん
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#あべさく
めかぶぷりん
1,491
おその★
1,671
楪羽*yuzuriha*
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