5年前、親に連れてこられたこの国。
国民はみんな笑顔で溢れていて、資源も豊富。
こんなにいい国があるものか、そう思った。
親が元々武術や銃関係に長けていたので、教わることが多くなり、
武術に長けた子供になった。
そんな子供を将来有望だと囃し立てた大人は、俺を国を守るための兵器として使おうと考えた。
両親は、俺の為を思って拒否してくれた。
しかし、拒否した両親を大人は俺の目の前で撃ち殺した。
本気で復讐を考えた。
王にさえ復讐心が出来た。
許せなかった。
俺を守ろうとした両親を殺したこの国が。
復讐を誓った俺の腹の心なんて知らないあいつらは俺を忠実な部下として育て上げた。
そして上り詰めた、この国のトップに!!
両親を殺したあいつらに復讐するために、ここまで来た!
感情を押し殺して、
王に従順なフリをして、
あいつらの望む幹部になってやった。
あいつらの望む通りにだ!!
今に見てろ、
この国を、
この狂った国を、いつかぶっこわしてやる!
それまでは、あいつらの懐に入り込んで、じわじわと嬲って終わらせてやる。
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