この作品はいかがでしたか?
14
この作品はいかがでしたか?
14
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私達は階段を降りて船底辺りに来た。
周りには歯車などが多くなっていて、心臓部に近いのだとわかる。
そして降りた先には大きな扉があった。
「この先にみかんの気配がするよ…蓬ちゃん。
と、蜜柑は言うとつまり、ここが最後の部屋のようだ。私達はその大きい扉を開ける。
ガガガガガガ…
重たいドアのその先には先程船の上にいた金髪のショートヘアをした鎌を持っている少女がいた。
「ふふっ、よくここまで来れたね。流石水無月家と言ったところかな。」と、少女は言った。
「あなた達は私の事をご存知なのですか?」と、聞くと彼女は少し笑みを浮かべ
「あぁ、よく知ってるよ、特に主様がねフフフ…」と、言った。
「まぁいいやまずは自己紹介かな私の名前はサクヒンⅨ…いや、双月 五月雨(そうつき さみだれ)です、以後お見知りおきを」
「ま、これから生け取りになるんだけどね。」
と、金髪ショートの少女は笑みを浮かべ、言った。
「さぁ、始めましょうか最初で最後の戦闘をねぇ!」と、彼女は光り輝く鎌を所持した。
ランクは「β-」属性は両方不明…?だった。
私はまず刀で彼女に斬りかかる。彼女の大きな鎌でカバーされその鎌の色が赤色に変形し、彼女の瞳も変換されると「ふふっ威勢はいいけど今のあなたごとき敵ではないよ」と、鎌を振り、私を吹き飛ばす。
蜜柑は「光の束縛」と、彼女の移動を遅くしたが、彼女の瞳が水色に染まり鎌で光を裂いていった。
「はははっ、私に小作な技は通用しないぜぇ!」と、鎌をぶん回しハリケーンみたいな物から斬撃がいっぱい飛び交った。
私は咄嗟に蜜柑を守り刀を酷く扱い、斬撃を弾き飛ばしたが、全てを弾き飛ばすこともままならない。周りに傷が所々出来、出血が出ている。
「蓬ちゃん、血が…」蜜柑はそう言ったが私は蜜柑を抱きしめ「駄目…蜜柑は出てきちゃ…君を巻き添えにしたく無いんだ私は…」と言った。
五月雨は「…さっさとやるか」と、鎌を持ち私に向け斬撃を飛ばす。
私は刀で斬撃を切ろうとしたが。急に斬撃が消える…私はキョロキョロと向いていると
ザクッ!
と、私の背中に斬撃に斬られた大きな傷と大量の血液が地面に広がる。
私はバタッと膝を地面につき血の巡りを少しでも早くする為に呼吸を何度も何度もする…
私は立ち上がる。五月雨は汗を垂らして苦笑いをして「…な、なぜそこまで…っ」と、私は「私が諦めたら関係のないものまでも巻き込んでしまう!それが…嫌だから…嫌だから私は諦めたくないんだ!」と、叫んだ。
そして私の目の前から四つ葉のクローバーが現れ。
「ふふっ、よく分かってんじゃん蓬」
と、過去の何かの映像から誰かがそう言った。そして私の刀が輝き2つの鮮やかな黄緑色の刀身へと変わった。
「これで…決着をつけよう…本当に最後の戦いかどうかをね…」と、私は刀を彼女に見せつけそう言った。