テラーノベル
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楽しい日々が着々と過ぎて行き、気付けばもう、残り1週間を切っていた。
小さな病室で、みんなと他愛もない話をしたり、外出許可をもらえたら出掛けたり、少しだけ配信に出たりもした。
こんなにも楽しい日々を過ごす中で僕は、
まだ生きたい。
まだみんなと笑っていたい。
そんな気持ちが、強くなっていた。
コンコン。
病室の扉をノックする音が聞こえる。
黃「どうぞ。」
ガラッ。
青「黃くん!おはよう!」
桃「まだ寝ぼけてんのか?」
橙「朝から会いに来たで〜!」
赤「体調はどう?」
紫「ちゃんと眠れた?」
昨日と変わらないみんなの笑顔。
僕はその笑顔を見ただけで、自然と頬が緩んだ。
黃「ふふっ……みんな、おはようございます。」
青「笑った!」
桃「昨日より顔色いいじゃん。」
橙「その調子なら安心やな。」
みんなは僕を病人としてじゃなく、いつもの“黃”として接してくれる。
その優しさが何より嬉しい。
黃「ありがとうございます。でも、無理はしませんから安心してください。」
そう言ったとき、病室の扉が再び開いた。
「失礼します。」
先生はカルテを確認しながら僕のそばまで来る。
「今日の検査結果ですが、数時間程度なら外出許可を出せそうです。ただし、少しでも苦しくなったらすぐ病院へ戻ってきてください。」
黃「…本当ですか?」
先生「ええ。約束できますか?」
黃「はい。約束します。」
先生が病室を出ていくと、みんなが一斉に僕のほうを向いた。
青「じゃあ、みんなでお出かけしようよ!」
桃「遊園地行こうぜ〜」
橙「絶対にアカンやろ!」
紫「も〜、普通は黃ちゃんが行きたいところに行くでしょ!」
赤「黃ちゃんは行きたいところとかある?」
黃「僕は、みんなと行けるのならどこでもいいですよ」
でも、1つだけ――
あるとしたら、“あそこ”に行きたい。
僕達6人が出会ったあの場所に。
黃「ただ、1つだけ_。みんなと出会った、“あの場所”に行きたいです。」
自分の身体だから、分かる。
僕はもう、長くはないということ。
だから最後に、みんなと出会った場所で最後の思い出を作りたい_。
紫「いいね!行こっか。」
赤「黃ちゃんはやく準備しよ!」
黃「はい!」
青「わ〜い!久々だなー」
桃「おっ、結構いいじゃん」
橙「ほなそろそろ行こか」
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コメント
2件
1週間切った…😭 どこに行くんだろ?
え、もう残り1週間切ってたんですね…。「まだ生きたい」って黃くんが素直に思えるようになったのが、すごく胸に響きました。みんなが「病人」じゃなく「黃くん」として接してくれる温かさも、そこに黃くんが救われてる感じも、じんわりきましたね。ちょうど外出許可が重なって、みんなと出会った場所に行く決意をする流れ、すごくドラマチックだなって思いました。