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しばらく、二人とも何も言わなかった。
ただ隣に座って、繋いだ手の温度を感じている。
それだけで十分だった。
彼はふと空を見上げる。
pr「今日、夕焼けめっちゃ綺麗やな」
つられて見上げると、空はオレンジと薄紫が混ざった色になっていた。
ak「昨日もこんな感じだったね」
pr「せやな」
pr「昨日ここで、“好き”って言ったんやっけ」
思い出した瞬間、また顔が熱くなる。
彼はその反応を見て、楽しそうに笑った。
pr「まだ照れる?」
ak「そりゃ照れるでしょ」
pr「俺もやけど」
そう言いながら、彼はベンチの背もたれに寄りかかる。
肩が自然に触れた。
前なら絶対意識して離れてたのに、
今はその距離が心地いい。
pr「……なぁ」
ak「ん?」
pr「明日も一緒に帰れる?」
どこか不安そうな声。
ak「帰れると思うけど」
pr「よかった」
すぐに安心した顔になる。
その素直さが愛しくて、思わず笑ってしまう。
ak「そんな確認する?」
pr「するやろ」
pr「会えへん時間、長く感じるし」
心臓がまたうるさくなる。
彼は少し照れたように笑ってから、
繋いでいた手をそっと持ち上げた。
pr「……まだ慣れへんな」
ak「手繋ぐの?」
pr「お前とこうするの」
優しい声。
夕焼けの光の中で見る横顔は、昨日よりずっと近く感じる。
彼は何か言いたそうに口を開いて、
でも少し迷ったあと、小さく呟いた。
pr「……もっと触れたいとか思うん、普通?」
一瞬、思考が止まる。
ak「え」
pr「いや、変な意味ちゃうで!?」
pr「なんていうか……こう、近づきたいっていうか……」
急に焦り出す彼がおかしくて、
でも同時に、自分も同じことを考えていたのに気づいてしまう。
ak「……普通、じゃない」
そう答えると、彼はゆっくりこちらを見る。
pr「それって」
ak「……俺も、思ってるってこと」
言った瞬間、彼の顔が一気に赤くなった。
pr「……っ、無理」
pr「今ので心臓止まるか思った」
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