「伊作くん、遅くなってすまないね
すぐ始めよう」
「ら、雷蔵今日はもう戻ろう、」
「でも….」
「すずらんの忍耐力は学園一だ、
それに加え新野先生の適切の処置があれば
あいつは絶対死なない」
雷蔵は立ち上がり三郎と共に立ち去った
三郎は拳を握りしめ、
雷蔵はその拳を包み込んでいた。
「数馬くん君は鈴井くんの汗を拭いて、」
「伊作くんはここを抑えて」
「はい」×2
「鈴井くん、よくここまで戻ったね。
あとは私に任せて力を抜いてくれ」
荒々しい処置のせいで、余計に手術は難しいものになっており怪我人である鈴井に倍以上の痛みが伴ったしかし彼は高熱を出しながらも苦しむ声も挙げずに耐えたのだった
本来ならショック死を起こしても仕方の無い状況だったが最後まで意識を失わなかった鈴井の忍耐力のあり手術は成功し3日がたった
「伊作先輩、本当に大丈夫ですよ、」
「昨日同じこと左近に言って倒れたのは
誰かな?」
「いや、あれは躓いただけで、
それに食満先輩に助けてもらったんで」
「文次郎も体が治ってから委員会に戻れって言ってたから無理して行かなくていいの!」
ドドドドド…伊作と話していた鈴井が大きな足音が聞こえてきた。伊作はくすっと笑みを浮かべ、鈴井は少しやばいと思い布団の中に潜り込んだすぐに襖は開き叫び声が耳に届く
「鈴井先輩!!!!」
大きな声をあげ鈴井を呼ぶのは田村三木ヱ門だった。伊作は笑みを迎えながら布団に指を指して話した
「大きく揺さぶらないようにね」
「うわぁーん!!すずいせんばぃ、
すずいせんぱいがいきてだあぁ!!…」
三木ヱ門布団を剥ぎ思い切り鈴井に抱きついた
その目には大きな涙を浮かべておりとても心配をかけたんだなと鈴井に思わせた。
「痛いよぉ、三木ヱ門」
「ずびばぜんん….」
「ははは、ごめんね心配させたね、」
「もう一刻も離れません!!!」
「それは潮江先輩が困っちゃうなぁ、」
鈴井は大声で泣き叫ぶ三木ヱ門の
頭を撫で続けた。
「三木ヱ門見ないうちに 大きくなったん じゃないか? ユリコ達にもまた一段とかっこよくなったって言われないか?」
「学園のアイドルの私ですもん、
当たり前ですぅ」
「当たり前かぁ、」
三木ヱ門が泣き止むまで色んな話をした。新しく1年に2人委員会に入ったことやユリコやサチコ、カノコ。照星さんについて。いつの間にか三木ヱ門は泣き疲れて眠ってしまった。
「蘭助は後輩にとても愛されてるね、」
「はい、良い後輩だと自負しております。」
小説読んでて面白いですかね?
なんか不安になってきましたよ、
そろそろ1年生と絡ませていきたいなーって思ってます。
お疲れ様です。
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