俺は、何なんだろうか。
たまに思う。
俺、先生でいいのか。
私が、授業したって、誰も聞いてはくれない。
それなのに、先生でいいのだろうか。
ふと、頭によぎる、
これだけは忘れられない
いや、忘れたくないのだろう
この言葉で努力をしようと思えた
なのに、変わっていない。
なんで、俺は…
俺は養子だ。
虐待をされていたらしい。
俺は覚えてなんかいない。
それは、物心がつく直前だったからだ。
俺は、今、先生も生徒も寮制の学校に務めている
だからなのだろうか。
最近は寮以外の家に行くと少し寂しい
寮は、先生もいる。
生徒も勿論いる。
だから、騒がしいんだ。
騒がしくなければ、
きっとそんな事は思わないだろう
だが、夏は困るんだ。
暑い、暑い、暑い!!の3点張りだ。
生徒の部屋は、4人までなら
同室可だ。
だが、先生はというと、
2人部屋なのだ…
最悪だ…
といっても俺は、従うしかないので従う。
先生に友達や知っている人は…いない…はずだ
同室の人は…誰だろうか。
俺は新人だ。
毎年先生は、同室の人を変える
くじで嫌という人がいたらそこだけ話し合いだ。
俺は面倒なので誰でもいいが…
俺を嫌だという人はいるだろう。
俺だからな。
『曽田先生、今日からよろしくお願いします』
そう、俺は曽田 雪だ。
俺が女だと思っていたらしい。
そんな顔は良くないんだがな…
まあいいや…
「あ…こちらこそ、1年間よろしくお願いします」
無愛想になってしまった。
この人は、誰だっけ。
『忘れてません?笑』
「え?」
エスパーなのだろうか。なんなんだろう。
『エスパーじゃないですよ笑笑』
じゃあなんなんだ…
不思議だ。
「え、っと…忘れて…まし、…た…」
『ですよね笑自己紹介しましょ?』
「は、ぃ…」
『あはは笑』
「笑わないでください、」
「人の顔を見るのはトラウマなので。」
トラウマ。
トラウマなのだろうか…
俺は…両親以外と顔を見て話す。
という行為自体苦手だ。
どう足掻いても、顔を見ると
罵声が聞こえてくる。
昔に、虐められていた。
それもあいまってか。
分からない。けれど、苦手なんだ。
許せ、
『トラ、ウマ…なんですね…』
「は、はい…」
「じゃあ何で教師になったんだよ」
「って思いますけどね…」
『大丈夫ですよ。でも、明日、1回…』
『頑張ってみませんか?』
「え?…」
嘘だろ、嘘だろ、嘘だ嘘だ嘘嘘嘘嘘…
いやだいやだいやいやいやいやいやいやっ…
どうせまた、…!!
でも…変わる以外ない…
明日は…明日…正装して…授業をしよう…
『自己紹介…まだでした…』
「あ…笑」
『笑いました!?やったぁ!』
…いいな。
「笑ってません。」
『えぇ…』
『僕は、新田です。』
『新田 雅紀』
「まさ…き…?」
『…?』
うそだろ…まさくん…
まさくんと似ている…
名前がっ…
いや、別人だ…新田先生に失礼だ。
やめよう。
俺は、考えない。なにも。
『どうかしました…?』
「あ…い、いえ…ある人と名前が似ていて…」
『そうなんですね!』
いっとく。俺は180だ。
高い方なはず。というか、俺は187だ。
なのに…こいつは…195だ!!
ふざけんな…
見上げるので首が痛む!!
「あ、あの…雅紀先生…敬語、外してください」
『え…?あ、う、うん!』
「?」
なんか、したっけ…
けど…もう、風呂に入りたい、
「あ、あの、先に…お風呂入りますね…」
『え!じゃあ僕も入ります!』
「えっ!?」
え!あ、はぁ?!
僕も入る!?!?
何言ってんだこいつは!!!
馬鹿なのか!!
『馬鹿じゃないですよ?』
「なんで、o(( 私と!」
『うーん…なんとなくです』
「へっ…」
取り敢えず入ろう。
『あの、流しますよ?』
「え、良いんですか…?じゃあ私も…」
『大丈夫です笑』
『じゃあ、やりますね。』
その手つきはとても、慣れていて。優しい。
どこか。両親に似てる。
まぁ…気にしないでおくか…
『そろそろでます?』
「あ、、はぃ。」
「あ、あの…新田先生、い、一緒に寝ません…」
『え!!良いんですか!?ねましょ!』
「はぇぁ…あ、は、はい!」
こんな、あっさりと…嬉しい…
『おやすみなさい(耳元)』
「ひゃぁッ!お、おやすみなさい、!」
『ははw可愛いですね…おやすみなさい。』
次の日
今日は…早く起きれた。
正装しようと思ってたし丁度いい。
「新田先生、今日私は正装しますね…((コソッ))」
はは、これでいいだろう。
どうせ新田は気付いていない。
『ほんとへすか?』
「え?」
『ほんとですか!?』
「あ、え、は、はい!」
『分かりました…!!』
なんなんだ…!!
正装出来たな。
行こう。
と言っても俺は次の時間から授業だから暇だな
何をしよう…俺のやるべきことはやってあるし…
何もすることがない、??
なら職員室に行ってみるか。
ガラガラガラ
「おはようございます……」
【曽田先生!?!?】
「そ、曽田ですが…」
『曽田さん…めっっちゃかっこいい…!』
『ほんまそれやわぁ。めっさかっこええなぁ』
え??
顔は見れないがな…()
生徒の顔は見てやろう。
『曽田さん、こっち向いて!』
「!?」
「ぁ…目、つむってもいいですか…?」
『勿論!大丈夫さ』
ギュッッ
『!?!?かわいぃい…!!かっこいぃい…!』
「(*´˘`*)」
【か゛わ゛い゛い゛】
「えっ、あっ!え!だ、大丈夫ですか…!!」
「あ…もう、時間だ…授業行ってきます」
【行ってらっしゃい!】
なんでそんな対応が変わるんだ!?!?
こ、怖い…
「おはよう。」
『(あ?曽田じゃーんwキモw)曽田!?かっけ』
「ッ」
ぁ。やっぱり。俺は…
「はッ、はぁッ」
『え?曽田?曽田ちゃん!?』
「はひゅッッはッ…ッ」
「ごめッなさぁッ!!」
「ゆる、して…」
「いた、い…ガタンッッ」
『曽田!!!!!曽田ちゃん!!!!』
俺はその後どうなったのかしらない
しりたくもない。
このまま目を開けたくない
いや、このまま目を開けれないのがいい。
俺は……
参加型にします
次回 デュエルスタンバイ
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