私は美鈴が父に言付かったという手紙を読んだ
―親愛なるスミレへ―
お前が新婚の所申し訳ないが、美鈴が妊娠した、美鈴の希望で一緒に実家に住んで、今とても微妙な時期の彼女の体を労わってやって欲しい
彼女の体にはお前の弟妹がいる
一緒に美鈴を見てくれてるお前がいるということで、私は安心して出かけられる。美鈴は健気な女だから私を一人で行かせてくれた
マメに連絡を入れるのから美鈴の様子を知らせてくれないか
どうか美鈴を頼む
そんな訳で私と徹は美鈴と雄二のいる実家に住むことになった
昼間徹が仕事に出ている時は、美鈴は部屋から出て来ずお互いをなるべく避ける昔ながらの生活に逆戻りした
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