テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「ふぅ、映画終わったぁ!」
「ホラーだったけど、最後、エレナとサーダンが結ばれたのが良かったね!なんか、胸がぐってなっちゃった!」
「たしかに。ホラーから恋愛に変わって、最後はそんな怖くなかった笑笑」
映画のエンディングが流れる中、私と蒼は映画の感想を語り合っていた。エレナとサーダンが名前を呼び合う声が聞こえる。2人とも、愛しい気持ちを込めて呼びあっている。
あぁ、なんで、こんなに胸がザワつくんだろうなぁ。2人の仲睦まじい姿を見ると羨ましくて仕方ない。
自分もこのふたりみたいに、蒼と…
ああ、やめよ。絶対にありえないこと考えるの。蒼は学校1人気イケメン、私が蒼の好きな人になれる訳ない。
きっと、私は、蒼の”友達”でしかないだろうから。
幸せのシーンの映像を見ながら、私だけ暗くなっていく。
私の心は真冬のシベリアのように冷たいのだった。
映画を見終わって、数十分そろそろ日が暮れる時間になった。私は帰りのしたくをおえて、蒼と別れを告げる。
「蒼、今日は楽しかった。ありがとう😊」
「こちらこそ。俺も莉奈とたくさん話せて楽しかった。」
「それじゃあ、ばいばい。また今度。」
私はそう言って、名残惜しい気持ちを封印して扉に手をかけた。まだ話したいけど、仕方ないなぁ。扉を開けると、キラキラ輝く夕日が見える。
「あ、莉奈!ちょ、ちょっと待って!」
「家送ってくよ。最近暗くなるの早いしさ。」
蒼はそういうと、私につづいて外にでる。蒼はなんとか言えたと言わんばかりに、頬赤らめている…
いや、きっと夕日に照らされてそう見えるだけか。
私は、自分の考えになわけないと反論し蒼と一緒に歩き始める。夕日が山に沈んでいくのと同時に暗闇がひょっこりと顔を出し始めているのを見るとさっきの映画がフラッシュバックしてきて胸がまたざわつき出した。
蒼が隣にいるってのもあって余計にザワつく。ほんとどうにかして欲しい。
「家に帰る前にさちょこっとだけ寄り道していい??莉奈に見せたいものがあるんだ。」
「いいよ😊見せたいものってなんだろ!」
「(ΦωΦ)フフフ…
なんだろーね!まだ、お楽しみだからね!」
蒼はニコニコと笑い、私の手を引いていく。少しだけびっくりしちゃったけど、映画の時の密着よりだいぶましだから、顔も赤くなっていない。もしかして蒼耐性ついたのかも笑笑
そんなことを考えながら、私は蒼にひかれるがままについて行くのだった。
どこに連れてってくれんだろう。楽しみだなぁ😊
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!