テラーノベル
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僕の本心に反して僕の声と涙は止まらない
皇「仁さんに僕の…」
仁「?」
千ト「仁さんに僕の何がわかるんですか!僕のことは到底理解できませんよ!」
仁「…わかr」
千ト「僕と仁さんは住む世界が違うんです!僕のことは誰にも理解できないし、理解されない。理解もしてもらえない。話したとしても僕は周りから距離をとられる!だからだから…!」
仁さんはヒートアップする僕の口を抑える
仁「うるせえ」
千ト「んー!!!」
仁「わかるわからないじゃねぇ。俺はおまえの言葉をすべて受け止める。せめて言う前にこれを潰させてくれ」
仁は端末を開く。そして通話を開始した。
まどか『さっきまでの会話は聞いてた。頼んだよ司波仁。…僕も行くくから』
光士郎『おい!まてj』
即座に仁は通話を切った
仁の手のひらにはまどかからもらった盗聴器がある
仁「皇千ト、おまえはこれをどうしたい?」
千ト「これを潰したら、仁さんにしか話せませんね。でも仁さん以外の方は多分この話を聞いて激怒する。心を読める僕にはわかる。だから壊します。
…仁さんは本当にこの話を受け止めきれますか?そしてその覚悟はありますか?涙を流しても知りませんよ」
仁「あいにく無愛想なもんでな。泣かないかもしれない。だが、どんなに嫌な結末だろうと受け止めてやる」
千トはその言葉に微笑む
千ト「それいただけますか?」
仁「あぁ」
千トが仁から盗聴器を受け取った。
その瞬間雪が降り始めた
千ト「雪…ですか?季節外れですね。」
あぁ…姉さんと1度再開した時もそうだった。姉さんに僕のすべてをさらけ出した。姉さんは受け止めてくれた。
話していた間は僕の服についた雪が僕の弱くなった心を溶かしてくれた。いや、さらに溶かしてきたんだ。溶けた水が僕の心を柔らかくしてくれる。この表上の性格を作ってくれたのは間違いなく僕の姉 皇逸流だ。そしてこの雪のせいでもあるのかもしれない。
話し終わり、帰るころには冷たい雪で表面だけが固まった。中身は生焼けになっていたんだ。生焼けの部分は閉じ込められ、一生僕の心に残る。
でも今、あのあったかい雪が僕の心に触れた。
あの時と同じ場所で誰かが僕の心を溶かす。あの時と同じシーンなら僕をさらけだしても大丈夫なのかもしれない。子供になり1度塞ぎ込んだ僕の心に雪は浸透していく。溶かしてくれる。
あぁ。僕の表上の性格じゃなくて「僕」としてすべて受け止めてくれるんだ。
これは信用なんかじゃない。
信頼だ。
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yozakura🌸
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聖徳妹子
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コメント
3件
ついに千トくんの過去編っっ?! 楽しみすぎて、寝れない……🌀
うわっ……この話、すごかったです……🥀 千トくんがやっと本当の自分を誰かに預けようとしてる瞬間が、切なくて尊くて。 「信用じゃなくて信頼」っていう締め、刺さりました。 仁さんの「うるせえ」も、全部受け止めるって言葉も、千トくんにしかできない重みがあって。 季節外れの雪が、心を溶かす象徴になってるのも美しかったです。 塩さん、この静かなクライマックス、本当に綺麗でした。