テラーノベル
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このは
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バス停で長らく待っている時.
あの子がこう言った。
『一緒に隣座らない?』
って、言った。
すごい恐怖に陥った気がした。
私は断れない.
断ることが怖かった.
人に嫌われることが怖かった。
離れられることが怖かった.
暗闇が怖かった.
でも、暗闇に1歩だけ。足を踏み出した。
「ごめん。一緒に座るって約束してる子が居るんだ.」
死ぬ覚悟で言った。
それほど怖かった.
でも、運に恵まれたのか、
『そうなんだ。!分かった。!』
ぼくは少し罪悪感が湧いた.
理由はただ一つ.断ってしまったから。
バスの中に入った.
中は残酷なほどに大きい。だけど狭い.
隣は、一緒に座ると約束した、救いの友達だった.
ぼくは窓側ではなかったが、
隣に救いが居てくれるだけでそれで良かった。
でも、バスの構造は、ぼくに味方してくれなかった.
真ん中は、通路のようで空いてるが、
隣に手を伸ばせば届く距離。
前と後ろが唯一の問題だった.
どちらに座られるにせよ、逃げ道は塞がれていった.
物理的にも
精神的にも.
あの子が選んだ場所は、
私達が座ってる2人用の席の通路を越した、
もう一個、隣の席の窓側だった.
離れていた。だから、幸せだった.
なんて、言ったら最低だね.
あの子の隣には別の子が座っていた.
でもその子は知らない. だから、救いなのか、
私には分からない。
バスが出発した。
ゆらゆら揺れていた.
すると、隣の救いの友達から、話しかけられた.
「撮られてる。顔あっちに向けないようにして..」
小声で、でも、聞こえた.
ぼくの耳が悪い耳でも、聞こえてしまった.
ぼくは、すぐさま逆方面を向いた.
ん?なんで撮ってる人が分かるの?って、?
一瞬見たから.
あの子が僕たちのことを盗撮してから.
バレないとでも思ってるのかな.
盗撮っていけない事なのに.
撮られる事が嫌なのに。
数分経って、友達が声をかけてくれた.
「もう大丈夫だよ。」
救いの一声だった.
色々と話をした.
相談もした.
着くまでの間は、短いようで、長く感じた.
コメント
1件
うわあ…読んでる間、ずっと心がギュッとなってた😢💔 「ごめん」ってたった一言を言うのに“死ぬ覚悟”が必要な気持ち、すごく痛いほど伝わってきたよ…。 それでも勇気を振り絞って断ったのに、今度は盗撮されるなんて、もう本当に怖かったよね。 そんな中で、隣の友達が気づいて守ってくれたの、救いすぎて泣ける😭✨ 恐怖と安心が交互に押し寄せるような、その繊細な心情描写が胸に刺さりました…。 病み人さん、このお話、すごく大事な感情を描いてくれてありがとうございます🫂🌸