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#暗め
𝝑𝝔
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コンクールの場所に着いた.
楽器運搬、話す人、荷物をまとめる人.
大勢人がいた。
コンクールでは、
がんばって金賞を取りたいな って、
練習した成果を出したいな って、
思った。
待ち時間は長かった.
でも “悪い” 長さ では無かった。
何が幸せで、平和な気がした
コンクール出場の時間が近づいてきた時、
色んな他校の人々の合唱や音色が聞こえてきた.
他校の人々の演奏が、ものすんごく上手く感じた.
でも、それを聞いても、先輩たちは、
応援して、励ましてくれた.
「頑張ろうね!ほら!グータッチ、!」
「絶対、金賞 取ろうね!」
光で眼差し のある声だった.
私たちの番が来た.
私は緊張してほぼ記憶は残っていなく、曖昧だが、
これだけは分かる。
頑張った。 ってこと.
自分で言う な 。
って、思うかもしれないけど、初めてのコンクールで、
本気で、
頑張った。
出番が終わった時.
観客や審査員からの拍手を一斉に貰った。
こんなこと、初めてだった.
光が、落ちてきたようだった。
コンクールでの賞が発表される時。
私は息を呑んだ.
結果は、
銀賞だった.
周りの他校は、ゴールド金賞が多かった.
悔しかった けれど、
ある先輩の一言の掛け声で、立ち上がった.
「気持ちと努力はみーんな金賞だよ!」
って、灯火のような言葉で、
みんなに たった一つ の優しい光を与えてくれた。
コンクールが終わり、会場を出ると、
楽器運搬や、
記念撮影など、忙しいことで沢山だった。
だけど、ぼくはこの時間が、倖せ に感じた。
楽器は重いけど 心はほんの少しいつもより軽くて.
自分達の楽器のみでの撮影の時。
自分たちで決めたポーズをして.
楽しかった.
その後も色々やって、帰りのバスに乗った.
バスでは、最初と変わらず、言葉で騒がしかった。
隣の席の友達は変わらなくて、安心した.
幸運なのか不運なのか。
席はさっきとは1mmも変わっていない.
だからあの子は最初のバスと同じ席。
あぁ、
なーんだ.
結局、ぼくはこんな風に考えちゃうんだろう。
思ったって結果は変わらないのに.
生活にも.
部活にも.
ぼくは、「何も変わらない」って思ってる。
違う.思ってた。
その思考は間違っていた.
ぼくは、食事の時。
あまり食べなくなった.
ぼくはよく周りから少食 って言われていたから.
きっとそれ.
ただの 少食 って。
寝れなかった.
でもそれはいつもの事.
どうせ深夜まで暗くなるまで、起きる。
隈ができるまで.
頬が、しょっぱい水で濡れるまで。
それが僕の アタリマエ 。
だよ。
コメント
1件
病み人さん、第13話読ませていただきました。 コンクールで本気で頑張ったあの空気感、すごく伝わってきました。「光が落ちてきたようだった」という表現が美しくて、胸に残りました。銀賞という結果に悔しさを感じつつも、先輩の「気持ちと努力はみーんな金賞だよ」という言葉に救われる温かさがあって、じんわりきました。 でもその後の「何も変わらない」という思考や、食べられない・眠れない日常の描写がとても切なくて…。最後の「アタリマエ」という言葉に、主人公の抱える静かな痛みを感じました。素敵な作品をありがとうございます🌷