この作品はいかがでしたか?
30
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私の名前は原田萌結!普通の新高校一年生!…のはずなんだけど…
寝坊して幼なじみの湊を待たせちゃってるの…
「萌結〜早く!俺まで怒られるって」
「ごめんって!ちょっと待って!すぐ終わるから」
私は焦って準備をした。んだけど…
「もう先いくぞ」
なんて言うから。
「ちょっと待ってよ〜!終わったから!はい、待たせてごめんね!」
「うん…」
って言う湊は不満そう。
「早く行かないと!!!」
「お前のせいだろ!」
「なんで私のせいなのよ!」
「はいはい、朝から喧嘩しない!」
そう停めたのはママ。
「「はーい…」」
「はい!早く行かないと遅刻!」
「ほんとだ!!!」
鏡で自分の姿を確認する。
「よし、完璧!」
靴を履く私にママが言う
「あ、水筒忘れてる!」
「ほんとだ!ありがと、ママ!」
「いってきまーす!」
ガチャ。
「外暑いね」「暑さで死ぬかも」
「最高温度30度らしいぞ」
「さんじゅう!?」「お、おう」
湊は控えめに返事した
「まじ暑い…暑さで溶けるぅ…」
「走らねぇと時間やべぇ…」
「ほんとだぁ!いこいこ!早く!」
私は急いだ
ドテッ
「った〜!痛いよ〜!!!!!」
「プッwあははははははw」
「酷い!人がコケたのに何笑ってんのよ!」
「ごめんごめんw」
「早く教室行かないと!」
「いやその前に保健室な」
「こんぐらいだいじょーぶ!」「石とか砂入ってたらどーすんだよ」
確かにそうだけど時間が…そう言いかけた私をさえぎるように湊が言った
「ほら」
湊が背中を向けてしゃがむ
「?」「ほら、!乗れ…」
「いいの!?じゃあ遠慮なく!」ドーン!
「勢い強すぎ!コケそうになったんだけど!」
「あ、あはは。ごめんね?」
「お、おう。保健室行こうぜ」
「うん!」
「え、えっと…重くない?」
「重い。」「えっ!?ごめん、降りるね!」
「w冗談だよ!乗っとけ」「あ、ありがと」
湊こんなんだっけ?あ、もしかして…!
「湊、高校デビューしようとしてる?」
湊が顔を赤らめて言った
「そ、そんな訳!」
「ほんと〜?」「ほ、ほんと!」
その光景を、1人の女の子に見られていたことは、私たち気づいてなかったんだ。
「ごめんね、ここまで運んでもらっちゃって…」
「おう、気をつけろよ。俺は先行ってる!」
「うん!湊も転ばないようにね!」「そんなお前みたいなことしねぇよ」
って湊が苦笑しながら言う
「ひど!」
「じゃーな!また後で」
「うん!」
「フゥ(*´・ω・`)=3」「疲れたぁ〜」
「先生いないな」
そう私が呟いた時
ガラッー!
「宮城先輩!?」
「お!萌結ちゃん?」
みやぎかいと
そう私の名前を呼んだのは宮城海吏先輩。
「先生いなくて困ってるんですよ」
「じゃあ俺が手当してやるよ」「えっ!?そんな!申し訳ないですよ」
私がそう言うと優しい声で言った
「大丈夫俺こういうの得意だから」
先輩がニコッと笑う
ドキッ
この気持ちはなんなんだろう…。
「それより萌結ちゃん、痛くない?」
先輩が顔をのぞき込む。
「い、痛いです」
私は少し照れて言った。
「笑もう少し我慢してね」
「は、はい!」
「もう大丈夫かな」
「あ、ありがとうございます!でも、先輩なんで来たんですか?」
「あー、ちょっと頭痛くて」
「え、あ、頭痛いのに私の手当してくれたんですか!?」
ちょっとびっくり…でも優しいな、宮城先輩。
「さ、もう授業始まっちゃうよ?」
「で、でも先輩が…」
「俺は大丈夫」
先輩はそう微笑むけど…
心配だよぉ!
「早く行きな!怒られちゃうよ?」
「え、あっ、ごめんなさい!」
ありがとうございました!そう言い残して私は保健室を後にして教室に向かった。
「チャイムまでに間に合うかなぁー?」
タッタッタッ
私は小走りで教室に向かった
先生が出席をとる声が聞こえてくる。
中村柚月さんー!次私が呼ばれるじゃん!そう思って私は駆け出した。
「ギリギリセーフ…?」
「あ、原田さん来たわね」
「良かったぁ、ギリギリセーフだぁ!」
コメント
4件
めっちゃおもしろかった!! 続きちょー楽しみにしてるねー! 宮城先輩…いい人すぎるッッ…✨ 男でも惚れそう…w((
今回も面白かった!次回も楽しみ😊