「貴方の隣は私じゃないよね」
ねぇ、ナースの私は眼中にないかな?
沢山いるもん。私なんか居てもいなくても、関係ない。
きっとあの子の方が、。
乗せてもらってるもんね。立場が違うよ。
重要人物はあの子なんだよ。
「〇〇ちゃんが居るか居ないかだけで、全然違うんだよ!?」
そんな綺麗事いらねぇよ。性格悪いよね、私。
あのさぁ、イゾウさん。聞こえる?
私の声なんて、届かない。あの子の声だけ。みんな聞きに行くんだから。
「◯◯ちゃん、イゾウさんの事好きなんだ。へぇ、意外!応援するね!!」
あー、ホントにする気?イイ感じなのはあんたじゃん。
「もっと話しなよー!アピールしないと伝わんないよ!」
私のほうが先なのに、あんたと私、顔も同じくらいなのに。比べてしまう私が大嫌い。
「◯◯、ありがとう。」
あぁ、見てくれたんだな。私の事。その日はミスばっかだったな。
私、イゾウさんが好き。なのに、あの子はどうして好きじゃないくせに。なのに、何で”隣”に居られるの?
今、声なんて聞こえない。顔も見れない。あの人は何してんだろ。あの子は何やってんだろ。
あー、死んでるんだった。どっちも。、
ならもう、いっか。
あと少しで会えるね?
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