「ねぇ翔太君…もう良いでしょ…」
他に誰も居ない楽屋の中で
我慢出来なくなった、目黒が近付いて来る
「禁止されたの昨日だぞ…」
渡辺が、呆れた顔で距離を取ると
「翔太君は寂しくないの?」
目黒が不服そうな顔をした
「そういう訳じゃないけどさ…」
確かに、いつも横に居た…目黒が居ない喪失感
「でも【ベッタベタ】って言われたし…。皆んなにそう思われるのは恥ずかしい…///」
「それ言ったのは康二でしょ?大袈裟に言い過ぎただけだって…」
椅子一つ分空けた距離に、目黒が座って机に伏せた
「あぁ〜触りてぇ〜!」
足をバタつかせながら、そう言うと
顔だけこちらを向いて、ジッと見つめる
「俺だって…触りたいし…///」
寂しいと思っているのは渡辺も同じで…
「………」
そっと、目黒の方に手を伸ばし…
その肩に触れようとする
「………」
目黒も同じく手を伸ばし…
2人の手が、繋がれた
「やっと翔太君に触れられた〜///」
伏せたまま、ニコニコ笑って言う目黒に
「なんか、目黒の体温…安心する…///」
渡辺も笑って、そう告げた
お互いにニギニギし合って、感触を楽しんでいると
「やっぱり、俺達…離れちゃ駄目なんだよ…」
目黒が真面目な顔して、そう言った
この手を引いて、抱き締めたい…
そんな衝動に駆られ…グッと力を入れようとすると
「!」
入り口の方で、佐久間と阿部の声がした
慌てて机の下に隠すものの…2人はの手は繋がれたまま
【どうか2人にバレません様に…】
そう願いながら、ドアが開くのをジッと待った
「でさぁ〜凄かった訳よ…。阿部ちゃんにも見せてあげたかったなぁ〜!」
「そんなに凄いの?気になるなぁ〜」
佐久間と阿部は部屋に入って、2人に気付き
「早いね。おはよう」
「めめ、翔太、おはよう」
そう挨拶してくれた
しかし、そのまま中に入って来ようとはせず
ドアを閉め…入り口近くで話し込んでいる
「……バレてない?…///」
「…良かったね///」
小さな声で、囁く様に…
目黒が笑顔でそう告げる
そのまま、手を繋ぎ続け…
時には指を撫でたり、ギュッとしたり
身体に直接出来ない事を
指で模して疑似体験…
「ちょっ…!目黒…くすぐったいって…///」
「翔太君、敏感だねぇ…///」
その内、それに夢中になって
2人は、見つめ合って楽しんでいた
コメント
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逆にそういうプレイみたいで興奮しますね🤩