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穏やかなビーチのような陀艮の領域にて。

「ぶ〜〜」

「そーれっ!」

真人と陀艮はビーチボールを持って戯れていた。

水が少々かかり漏瑚は怪訝な表情を浮かべる。

「おい、真人!はしゃぐならもう少し沖の方へ行け。水がはねて鬱陶しい…夏油も何か言ってやれ。」

「私は別に構わないよ。」

「ぶぅ〜!」

「何?競争したいの?仕方ないなぁ…よ〜い、ドンっ!」

花御は2人が走る様子を微笑ましそうに眺めている。

一方、脹相は領域外へ繋がる扉へと足を運んだ。

「ふん…」

「帰るのかい?」

「特に用件もないからな。」

「まあそう言わないで、親睦を深めるには最高のロケーションだと思わないかい?」

「馴れ合うつもりはない。」

そう言い残し脹相は扉を開いて去っていった。

「つれないねぇ。」

「羂索が煩わしいからでは?」

羂索にしか聞こえないぐらいの声で言った。

「君も毒を吐くようになったね、しかも私にだけ。」

「何回も妊娠と堕胎を私に繰り返させた人に言われても…」

「こうやって支配下に置いているのにも関わらず君を自由にしてあげてるのは私だよ?それにのんびりしてる暇があるなら、もっと私の役に立てるよう努力しなよ。」

「はいは〜い、羂索も私の練習に付き合ってくださいよ。」

「スパルタで指導してあげるよ。」


____________________________________________


翌日

10月31日に備え、漏瑚は英気を養うため再び温泉を訪れていた。

「ふぅ…再度五条悟とまみえるとは…」

脳裏に五条悟が漏瑚を軽視する言葉を思い出す。

「おのれ、忌々しい…!」

「ぶぅ〜、ぶ〜」

「わーい!」

真人が勢いよく温泉に飛び込み、陀艮と花御も湯に浸かりに向かう。

「チッ、安息のひとときを踏みにじりおって!」

「ちょっとちょっと、お湯が沸騰しちゃうって。」

『そんなに怒らなくてもよいではないですか、漏瑚。短気は損気ですよ。』

「はぁ…真人、渋谷の件について何か新しい情報はあるか?」

「ねぇ陀艮、どっちが長く浸かってられるか勝負しよっか?」

「ぶぅ〜」

「おい!話を聞け!」

「聞いてるよ。渋谷のことでしょ?」


_____________________________________________


日暮れ前の公園。

子供達が遊具で遊んだり、元気に駆け回っている。

その子供には見えない呪霊達と、明らかに不審者な羂索もいた。

「あははは!待て待て花御〜!」

「ぶぅ〜」

真人と陀艮と花御が遊んでいる様子を、遊具の上で羂索と漏瑚と私が眺めている。

「やれやれ…元気だね。」

「今はそんなことどうでもいいだろう。話を続けろ。」

「五条悟が1番力を発揮するのは、どんなときか分かるかい?」

「…勿体ぶるな、話せ。」

「それはね、1人のときだよ。どんな術師でも彼の前では基本足手まとい。」

「だからもっと弱い非術師で周囲を固めるという感じですね。」

「五条悟が非術師を巻き込まずに術式を使うのはほぼ不可能だ。この状況では、五条悟はただ守りに徹するしかない。」

「無量空処はどうするんですか?」

「9割9分、五条悟は領域を展開しない。とにかく五条悟を集中させるんだ。」

渋谷では五条悟が0.2秒だけ領域展開をするはずだ。

(それにしても…額に縫い目があるロン毛で袈裟の男が遊具の上で1人で話している様子は不審に思われるのでは?)


「そろそろ夕飯の時間よ〜!」

遊んでいた子供達の内のどれかの母親が来た。

「は〜い!じゃ、またね〜」

「ばいば〜い!」

子供達は解散し、それぞれが自分の家へと足を運ぶ。


「…ねぇ、夏油。いつまで難しい話してるの?」

「ぶぅ〜、ぶぅ〜」

同じ呪霊だとしても私には陀艮が何を伝えたいかが分からず、少し可愛い鳴き声が聞こえるだけだ。

「陀艮も帰ろうってさ。」

「そうしようか。」

どけ!私は九相図のお母さんだぞ!

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