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gr「今日は宴やッ!曼荼羅〜!」
「「曼荼羅〜ッ!」」
頭のおかしい「乾杯」が食堂に響く。
今日は総統様の気分で開催される宴の時間。
zm「ステーキ,唐揚げ,ハンバーグ!全部食べからやな!」
ut「ゾムさ,俺に話振らんといて!?」
os「このパン美味しいめぅ〜!」
ht「お口にあってよかったよ」
ps「ロボロ,ちょっとでいいから上半身裸になってくれん?」
rb「欲望ダダ漏れやんかッ,気持ち悪ッ!」
一人一人の会話,物語が生み出されている。
数時間後,大体の奴がお酒に溺れ理性を失いつつある。
泣いている奴,寝ている奴,吐いている奴
酔い方は人それぞれで
時には,皿やフォークが飛び散ったり
だが,それは誰も気にしない。
だって,いつも通りの内ゲバだから。
小さなことで喧嘩し,小さな怪我を負う。
だから誰も気づかない。
誰かが傷ついていても,いつもならすぐにわかるが
今は酒という麻薬が頭をダメにしている。
kn「…カッ,!お”ぇ,ッ…!」
喉が焼けるように熱い,
痛いッ,痛いッ,
kn「…だッ,れ…!助けッ,テ」
『お困りですか』
お前は…ッ
唯一,俺の異常事態に気づいたのは
俺の嫌いな奴
『ゆう』だった。
『コネシマさん,度数の強いお酒を飲みましたよね。確か…テキーラだった気が、
知ってますか?“エタノール“って』
『傷口に使うのはいいんですけど,飲んだりすると喉に炎症が起きるんです。激痛ですよ』
なんだこいつ,嫌味か
苦しんでる俺が滑稽だというのか,
『喋れないと思いますけどお聞きしますね。』
『これ,なんだと思いますか?』
そう言って,小さな錠剤を取り出す。
目の前に見える顔は,
愉快そうに笑う。女の姿だった。
女が口を開ける。
『これは』
そう言って振り返った。
あの女の後ろには,酒に溺れ
吐いている“ゾム“がいた。
『超有毒な青酸カリです』
そして,女はゾムの口に,
その「青酸カリ」を投げ入れた。
zm「お”ぇッ…,ァ!」
ゾムは錠剤を飲んだ瞬間,もがき出した。
ゾムはかろうじて生きている様だったが
床へ倒れ込み,苦しそうに息をしている。
『体に害ある物ですからね,
激痛が全身に渡る…
死んだ方がマシと思うほどの』
ゾムが突然倒れ出した事で,周りの奴らも
流石に今の異常事態に気づく
tn「ゾムッ、…!」
syp「コネシマさん…ッ!」
ht「大先生とぺ神は2人をすぐに見て,どっちも喉をやられてる。重症だ」
流石の対応力。尊敬するなぁ
sha「殺していいのは殺される覚悟がある奴だけやで?」
『殺してないんですけど」
sha「殺す気やったやろがッ!」
耳が痛い…クソうるせぇな
『流石に理性を取り戻しましたか。皆さん』
gr「…ゆう,理由を話せ。お前の話した理由が正当なものだったら…今回の件は無かったことにしよう」
tn「グルッペンッ,仲間やられてんねんぞ‼︎」
『お前ら全員死ねばいい。これが理由です』
『私だって,死にたくありません。なので…
皆さんの言う「無能」の「馬鹿」な考えで
皆さんを殺そうと思います』
嘲笑う者,殺気を抑えられない者
大体が,後者だろう。
ここにいる人達は本気にしてないかもしれないが,私は本気だ。
『今この部屋には,ガスが充満しています。
ガスが充満していると言うことは「ガス爆発」
が起こると言うことです。
ガス爆発は小さな火花でも発火します。
と言うことは,
銃の発射で起きる火花でも,爆発すると言うことです。』
一つ一つ丁寧に説明する彼女。
…いや,目の前にいる「犯罪者」
syp「…銃で殺すのは不可能。でも,ナイフや弓矢,暴力でも殺すことは可能ですよ?」
煽る様な口調で相手の精神の揺さぶりを掛ける
ショッピ。
『味方最大の脅威のゾムさん,そして狂犬と名高いコネシマさんがいなければ
この国は「雑魚」同然です』
os「聞き捨てならへんなぁ…,?w」