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Sora🫧🐋
981
#STPR
絵雨
43
翠(´・ω・`)
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コメント
6件
一気読みしました! 知ったばっかなのにもう終わってしまうのが名残惜しいですが、最後まで楽しんで読もうと思います…! とても心に響く作品ですね
あとちょっとでこの連載終わっちゃうんですか …… 名残惜しいですなぁ …… 🥲 最後まで応援してます … !!
昼休み。
屋上。
風が吹く。
フェンスが小さく軋んだ。
「……平和だなぁ」
空を見上げながら呟く。
「毎日それ言っとるな」
「平和だからねぇ」
「ええことやな」
きょーさんが缶ジュースを開ける。
ゾムは寝転がり、
ぐちつぼはスマホを眺めていた。
なんだかんだ、
最近は毎日こんな感じだ。
「……」
ふと、三人を見る。
やっぱり。
なんか変だ。
俺が話せば真っ先に聞いてくれるし。
困ってたら先に動くし。
前より話しかけてくるし。
嬉しくないわけじゃない。
でも。
「……ねぇ」
気付けば口が動いていた。
「ん?」
三人が同時にこっちを見る。
少しだけ言いづらくなる。
「……あのさ、」
頭を掻く。
「⋯俺、なんかした?」
風が止む。
三人とも、
一瞬だけ固まった。
「⋯え?」
最初に声を出したのはゾムだった。
「いや……その」
珍しく言葉に詰まる。
きょーさんは缶を持ったまま黙っていて、
ぐちつぼも視線を落としていた。
「いやほら、」
慌てて笑う。
「なんか最近さ、みんな優しいじゃん。気ぃ遣ってるっていうかさ」
そこまで言って、
少しだけ視線を逸らす。
「……俺がこの前、変なこと言ったじゃん」
屋上の日。
『被害者?』
あの一言。
「だから、」
苦笑する。
「俺のせいで気まずくなってんのかなって」
沈黙。
「だからみんな、俺にそんなに優しくしてくれてるんかなって思ってさ」
誰も笑わない。
誰も否定しない。
「……違う」
ぽつりと、
きょーさんが言った。
「え?」
「お前は何もしてへん」
短い言葉だった。
でも、その言い方は、
今まで聞いたことがないくらい真っ直ぐだった。
「……そっか」
それ以上聞けなかった。
”何もしてない”
それなら、
この違和感の理由は何なんだろう。
あの優しさの理由は何なんだろう。
分からない。
分からないけど。
三人はもう、
いつもの話題へ戻ろうとしていた。
それが少しだけ、
ありがたかった。
俺も何事もなかったように笑う。
笑い声が風に溶ける。
でも。
胸の奥に残った小さな疑問だけは、
まだ消えないままだった。
NEXT=♡2500
今回から♡2500で更新します(人 •͈ᴗ•͈)
あとちょっとでこの連載も終わっちゃう…