魔族の王子オータンを墓地送りにしてしまってから二時間後。
俺を英雄視する兵士たちに囲まれながら凱旋、そして村中の人達から勇者様万歳コールを受ける中、俺は張り付いた笑顔で声を張り上げた。
「あはは、みんなありがとう! じゃあ俺は今後のための軍議を開くから!」
「そ、そうね行きましょうレイト!」
頬を引き攣らせるアイリスと二人で、俺はパームの屋敷へ駆け込むと、自室に転がり込んだ。
「どぉおおおするんだよぉおおおおおおおお!」
「百万の軍勢とか中規模国家の全人口レベルよそれ! 西大陸最大の帝国でもひと月で落ちるわよ!」
「人口一万人の村に百万の軍勢、あいつらバカじゃねぇの! いやバカだろ! しかも四天王ひとりひとりがチート過ぎんだろ! いや待て!」
そこで俺はハッとした。
「なぁアイリス。前の魔王侵攻の時は、俺以外の*******
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