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第7話 『新年初めてのデート』
新年の朝。雪が薄く積もり、空気は凛と冷たい。
街中は初詣に向かう人で賑わっている。
あすたとじおるは、もちろん秘密の恋人。
クラスメイトにバレないように、さりげなく隣同士で歩く。
「じおる、寒くないか?」
「はい……あすたくんが隣ですから、暖かいです……」
じおるは顔を少し赤くして、でも素直に笑う。
その仕草だけで、あすたの胸はぎゅっとなる。
◆神社到着&お参り
人混みをかき分けて神社に到着。
二人は小さく手を握り合いながら、列に並ぶ。
「お願い事、何にする?」
あすたが耳元で囁く。
「……あすたくんと、ずっと仲良くいられますように……」
じおるの声は小さく、でも真剣そのもの。
あすたは思わず笑みを浮かべ、肩を軽く叩いた。
「俺も同じだな。じおるとずっと一緒にいたい」
じおるは真っ赤になり、手のひらで顔を軽く覆う。
「……あすたくん……っ」
◆おみくじ&赤面タイム
おみくじを引くあすた。
「大吉だ! 今年も俺の年だな!」
じおるは笑いながらも、ちょっと嫉妬したように顔を赤くする。
「……あすたくん……
……そのテンション、……可愛いです……」
あすたは手を差し出す。
「じおるも引けよ」
じおるはおみくじを引き、結果を見て小さくうなずく。
そして自然にあすたの腕に触れる。
人混みの中での密着に、じおるの心臓はバクバク。
「……あすたくん、離れないでください……」
「いいよ、離さない」
あすたはニヤッと笑い、手を強く握る。
◆屋台で甘いもの
帰り道、屋台で甘いものを買う二人。
あすたはたこ焼き、じおるはたい焼き。
「食べる?」と半分ずつ交換しながら、二人の手は自然と触れ合う。
「じおる、ちょっとこっち向いて」
あすたの笑顔に、じおるは思わず目を逸らす。
「……あすたくん……っ、照れます……」
でも、口元には小さな笑みが浮かぶ。
あすたはその表情に、もう耐えられなくなる。
「……俺のじおる、やっぱり可愛いな」
じおるは頬を赤くしながら、自然に肩を寄せる。
「……あすたくん……っ」
◆帰り道、雪の中で
雪がちらつく中、手を繋いでゆっくり歩く二人。
他の人には見えない、秘密の距離感。
「じおる、今年も……よろしくな」
「……はい……あすたくん……
……ずっと一緒に……お願いします……」
顔を赤くして小さく囁くじおるに、あすたはそっと額にキスをする。
「…あけおめ」
「……あすたくん……っ」
じおるは湯気が出るほど赤面。
そのまま手をぎゅっと握り返す。
雪と光の中、二人だけの新年は、甘くて尊いものになった。