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あまらだ。フォロバ確
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#からぴち
𝕽
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32
「はっ、もしかしてわかんないんすか?」
震える声でそう言ったのは君の方だっただろう。
だから、それを言われる筋合いは、僕にはない。だから、そう。だから……だから!
だから、嘘でも言うべきことを言わないでほしかった。
「嫌い。嫌いだから」
人の心とは、言葉の一つで壊れてしまうなんて、なんて脆いのだろう。
……………
『今朝のニュースをお伝えします』
テレビのニュースは、誰も目を向けなかった。たとえ誰かがこことは違う場所に行ったとしても、たとえ誰かが地獄に落ちたとしても、きっと誰も目を向けないことだった。
そんなことにも目を向けたのは、僕たちの元リーダーであるぺいんとさんだ。
「……そっか、この人、亡くなっちゃったんだ」
芸能人でも声優でも、ましてや偉人でもない。そんな人がお亡くなりになられたニュースだった。
そんなニュースを悲しそうな目で見る彼は、なんと優しい心の持ち主だろう。
けれど、そんな彼を見ると常々思う。
(いつか、きっと悪い人に騙されるんだろうな)
どこか他人事のようにそう思ったのは自分───しにがみだ。
「しょうがないよ、その人はそうなる運命だった。悔やんだって、俺たちが何かをしてあげられるわけじゃない」
亡命された方、親族の方々のことを思うことしかできないよ、と言葉を続けたのはトラゾーさんだ。
そんな彼の言葉に、どこかむすっとした顔でぺいんとさんは返事をした。
「しょうがないで済むことなんて、この世にないよ!!」
「どうしたの、またそんなことで言い争って」
そんな喧嘩を見て微かに困った笑みを浮かべたのは、リーダーであるクロノアさんだ。
「クロノアさん! またって何ですか! だって悲しいことですよ!!」
「まあまあ。どっちの言い分もわかるよ」
宥めるように笑みを浮かべたクロノアさんは続けた。
「でも俺たちは盗賊団。そんなことに感情を左右されてちゃ、仕事の支障になり得るよ」
「そんなことなんかじゃ……!」
いいように言いくるめられるぺいんとさんがどこか哀れに見えて、僕は助言をしておいた。
「まあでも、僕たちは人を傷つけない方向でやってる盗賊団。それでいて悪事を暴き、それなりの報酬を勝手に抜き取る。それが僕たちなんですから、感情に流されることも全然オッケーなはずですよ」
味方であってくれたことが嬉しそうな瞳をぺいんとさんから向けられ、僕は心の中でため息をついた。
───この人は、まだわからないのかと。
あの日の事件以降、僕たちPKST団の3人の感情はほぼ消えてしまったことを忘れたわけじゃないだろうに。
それでも頑張る彼が滑稽なのだ。
「クロノアさん、次の目処は?」
次の盗む場所をクロノアさんに聞くトラゾーさん。そんな会話を見て、こちらを困ったように見つめるぺいんとさんは、言葉を発した。
「ね、ねえ! たまにはさ、みんなで休暇取らない?」
は、と空気が凍ったようだった。カチコチに、とても冷たく。
そんな空気を察しなかったわけでもないのに、彼は続けた。
「ほら、久々に京都も! ああ、箱根とかはどう?」
「───ぺいんと」
ふと、冷たい音声を発したのはクロノアさんだ。
ぺいんとさんの提案は受け入れられないと空気で伝えるような、酷く低い声。それにぺいんとさんは唾を飲み込む。
「……僕、もう今日は寝ますね」
哀しそうな笑み。
───僕も、前みたいに戻りたい。
そんな願いを言葉に出せるはずもなかった。
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