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NO,nameの本気(一次創作BL編)
今回のキャラクター
エピソードタイトル
愛らしい私の神様。
頭が足りないところも、人を小馬鹿にするその表情も大好きです。
全て私のものです。
誰にも渡しません。
絶対に…
「俺に逆らうなよ?」
この人はアヌビー様、墓地の守護神です。
長く黒い耳とたくさんのピアスが目立ちます。
本人はカッコ良く見せようとしているつもりなんでしょうが…
私から見たら、可愛さを倍増しているようにしか見えません。
私はアヌビー様を見るとそんな事を考えてしまうのです。
そうしたらアヌビー様はその唇で、
「おい、チビ聞いてるのか!」
私を罵倒してくれるのです。
幸せ、私はそう感じていました。
ある日の事。
私はアヌビー様にこんな命令をされました。
「チビ、お前ワイン精霊なんだろ?
だったら今ここにあるグラスにワインを入れろ。」
「ええ、わかりました。」
私の種類ワイン精霊は、自分の体内でワインを作り、自由自在に操れるのです。
私はワイン精霊の中でも上位の熟赤ワイン精霊なので、最上級なワインを出せます。
私は神力を使用して神術を行い、グラスの中に赤ワインを満たしました。
それを見るとアヌビー様は大喜びでグラスを手に取り、ワインを飲み干しました。
私の心のグラスは幸せと言うワインで溢れるほど、そこに注ぎ込まれました。
嗚呼…アヌビー様、どんどん私を狂わせてください。
だって貴方は…
私だけの神様なんですから…
END