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異世界に転生してから早半年。体は赤ちゃんだが、心は高校生。違和感でどうにかなりそうだ。立とうとしても膝が笑ってまともに立てないし、1日のほぼ全部をベビーベッドで過ごすから暇でしかたがない。転生前よりグータラしている。

正直赤ちゃんって普段なにするんだ?

小さい頃の記憶なんて持ち合わせてはいないし、何が正解かも分からない。だけど

強くなりたい…異世界に来たのなら魔法も使ってみたい。剣も鍛練すれば魔剣士にもなれたりして…ぐふふ

「きゃっきゃっ」

問題があるとするなら、言語が分からないこと。母親の言葉すら分からない。それと、オムツを変えられるのが屈辱的だと言うこと。我慢しようとしても勝手に出てしまうのだからしかたないのだがなんとも恥ずかしい。

頑張ってくれ!僕の括約筋!

喫緊の問題は、言語の理解と歩くことだ

そして、最近気付いたのだが、ステータスと頭の中で念じると、半透明の板が目の前に現れる。しかもこれは他の人には見えないらしい。


名前:タカト・エルベール

レベル1

年齢:6ヶ月と23日

職業:赤子

称号:世界を渡った者

スキル:なし

体力:2

筋力:4

魔力:5

素早さ:1

防御力:1

幸運:10


これが僕の今のステータス。うん、ある日突然、仲間にいれてくれとこんなやつが来たら、僕は絶対に断るだろう。赤ちゃんだから仕方ないが、これから先が思いやられる。スキルが無いが、どうすれば手に入るのか。ラノベでよくある【鑑定】とかあれば嬉しい。未来に想いを馳せるのは良いことだが、今の僕の仕事は、寝て早く育つことだ。瞼を下ろし、僕は刹那眠りにつく。


日の出と同時に庭にいる鳥のけたたましい目覚ましが炸裂し、僕は飛び起きる。

すぐさまお母さんが来て、オムツの確認と、ミルクをくれる。固形物じゃないからすぐにお腹が減ってしまう。少し甘い。

「●○■■■□○□」

相変わらず言葉は分からないが、愛してるよとでも言ってくれているのだろうか。僕の名前を読んでくれているのだろうか。お母さんが部屋を出たあと、今日は冒険をしてみようと思う。ベビーベッドから頑張って降りて、ある場所をハイハイで目指す。昨日気付いたのだが、この本棚の本の背には、杖のようなマークが書いてある。疑う余地もなく、魔法の本だ。

重たい本を取り出して、ページを一枚一枚めくっていく。なんて書いてあるかは分からないが、少しずつ僕の中で何かが育っていく感覚がする。その感覚が弾けた瞬間

スキル【言語理解】を獲得

頭に直接声が響いた。しかもスキルだって!? ステータス!


名前:タカト・エルベール

レベル1

年齢:6ヶ月と24日

職業:赤子

称号:世界を渡った者

スキル:言語理解”New

体力:2

筋力:4

魔力:5

素早さ:1

防御力:1

幸運:10


初めてのスキル【言語理解】名前の通り言葉が分かるようになるのだろう。さっきは読めなかった本の文字が、今でははっきりと読める。

これがスキル…楽しい。ゲームでも、妄想でもないこの世界を、僕は今生きているんだ。そう思うと、だんだんワクワクしてくる。

–つづく–

異世界でのんびりハーレムスローライフ!

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