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競走馬のユリノテイオーの秘密① 実は、種馬としてはあまり期待されておらず(馬体が小さいため)、種付けも非常に下手くそだった。そのため残せた産駒はわずか5頭のみ。条件戦勝ち馬が一頭出ただけ。
皐月賞の4日前。
僕は放課後、生徒会室に呼ばれた。
「………失礼します」
コンコンとノックを3回してドアを開ける。
「………」
少しだけ生徒会室に入り、奥の方を見た。
生徒会室の奥の方。
人気のない生徒会室で、ひとりだけ。
ルドルフさんが外を、まだ落ちることもない日の光を眺めていた。
「…………ルドルフさ…ん…」
日の光が僕の目に刺さる。
同時に、窓から入ってきた風が僕の頬を優しく撫でた。
「───来たか、ユリノテイオー」
そう言ってルドルフさんは振り返り、僕を見つめる。
いつもの優しい目とは違う。ピリピリとした視線を浴び、僕は軽く震えた。
尻尾の毛一本一本も迫力満点で、威厳のある姿。
どこかで見た、憧れの“皇帝”の姿。
───かつて夢見た、憧れのウマ娘の姿。
馴れ馴れしくダジャレを言っていたルドルフさんじゃないみたい。
いつもと違うルドルフさんを前に、僕は言葉を詰まらせる。
「……………あの」
僕は、勇気を振り絞って声を出した。
その後何秒か間が空いて、ルドルフさんは一言、真剣な眼差しで言った。
「───皐月賞に出ないとは、とんだ無礼者だな」
そう言い、ルドルフさんは僕を睨む。
「お前の“信念”はどこに行った?」
相変わらず僕を睨んだまま言う。
僕の信念?意味が分からない。
僕はルドルフさんを見つめ返す。
体の震えは、いつの間にか収まっていた。
僕は大きな机を挟んだソファに座らせられた。
バケットの中に入ったお菓子と、高そうなカップに入った紅茶。
僕がそれを見つめていると、ルドルフさんはゆっくりと口を開けた。
「先程はすまなかった。大切な後輩にあんな真似を……」
「…………いえ、気にしていませんから」
大切な後輩、ね。
「…………嫌かもしれないが、教えてくれ」
ルドルフさんは僕を見て、そう言った。
「………なぜ皐月賞に出ないんだ?」
いつもと同じ優しい目に戻って、ルドルフさんは紅茶を片手に僕に問う。
「…………っ」
僕は制服のスカートを強く握りしめた。
いつもなら信用して、なんでも話しちゃうのに、今ばかりは言いたくなかった。
ちっぽけな理由だ。トレーナーがいないからレースに出ない。まず出れないし。
そのことを察したのか、ルドルフさんはいつもの優しい声色で言った。
「トレーナーがいなくてはレースに出れない。……そう言いたいのだろう?」
「…………!なんで……」
僕は体をビクッと強ばらせ、思わず疑問を口に出す。
「あんな目立ったニュースだ。君も相当ショックだっただろう?」
ルドルフさんは凛とした表情を崩さず、まっすぐに僕を見つめて言った。
「───ユリノテイオー。目標を言ってみろ」
その質問に、僕はしばらく黙り込んだ。
「そんな反応だろうと思ったよ」
ルドルフさんは紅茶を置き、立ち上がった。
その姿が昔の記憶と繋がったように見えて。
『無敗の三冠を取れ。ユリノテイオー』
その言葉が頭の中に木霊した。
結局いつもと変わらんかったし、話の進みも遅いな〜
あと、アイビスで絵かいてたらいつの間にかいいね10超えてるんですよ?やば( ゚д゚ )
次はやっと皐月賞だ〜
やっとレースが書ける〜
次はいいね30にします!
多分めっちゃ時間かかると思うのでアイビスで絵かいてきます!
でもいいねくださ〜い
ばいなら〜(*´▽`)ノノ