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「でも先生……」
視線を下に落としたまま、瑠衣が何かを言いたげにポツリと零した。
「…………何で私だって……分かったんですか?」
侑は徐に瑠衣へと眼差しを向け、小さな顎に手を掛けると、親指で彼女の唇の右横にあるホクロを、焦らすように触れた。
「…………お前の、このホクロだ」
久々に彼女の顔に触れながら、穢れた欲望が突き上がっていくのを感じると、侑は瑠衣の腰を強く抱き寄せ、首筋に唇を這わせた。
「んんっ……」
細い腰を引き寄せながら、筋張った手は瑠衣の着ているニットの胸の膨らみを弄り、微かに勃ちあがった乳首をキュっと摘む。
「んあぁっ…………いっ……やあぁっ……」
指先で捏ね回しながら、背筋が凍りそうなほどの渋い声音で、瑠衣の耳朶に囁く。
「…………今日はお前に散々揶揄われたからな」
「まっ……待って…………先生待っ——」
「…………」
侑の手はニットの下に滑り込ませ、背中のブラホックを素早く外すと、柔らかな丸みを鷲掴みするように揉みしだく。
既に熟した双丘の小さな果肉を指先で弄ぶ。
尖端を捏ね続けると瑠衣の息遣いは弾み、滑らかな首筋を露わにすると、侑はそこに軽く甘噛みした。
「ああぁっ………うっ……んんっ」
「九條」
完全に蕩けた濃茶の瞳が潤みながら侑を捉える。
「…………抱かせろ」
侑は瑠衣を抱きかかえると、階段を上り、寝室へと向かった。
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