テラーノベル
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「こんにちは」
ここは自分でもよく分からない、強いて言うなら。アニメらしく。創作物らしく言うならば実験施設。と言った方がいいだろうそっちの方がかっこいいだろう?
「来たか、手伝って欲しいんだが。」
白衣を着たこの青年。僕の親戚らしい。らしい。というのは親から聞かされているだけだ。
「?」
男はモニターを凝視していたから少し覗きみた。
そこにはある部屋が映っていた。生活用品や娯楽。と言える。漫画や小説が置いてあった。しかし。窓がない。扉がひとつあるだけだ。
「実験をしているんだ。」
「実験ですか?」
画面を切り替えた。部屋が違う視点から見れる。らしい
「これをよく見てくれ。ここには時計がひとつある。他に時間を把握するすべはない。ここの人間には電子機器に半年間触れない生活を送ったらどうなるのか、という実験をすると伝えている。」
「はぁ、」
「まぁ実際のところは…手伝ったらわかるだろう。」
「?」
「こいつ寝ているだろう?この機械を見ればわかりやすい。そこでだ起こさないように部屋に入り時計を少しずらして欲しい。そうだな。22時くらいに」
「え?今は昼の3時ですよ?」
「さっき俺もずらしたんだ。これ少し前から始めたのだが。こいつは1日が2回来ている。実質的にこいつの中では1日は12時間だ。まぁ夢にも思っていないだろうがな。」
なんだか変な話だし。酷いなと思った。でも好奇心は猫をも殺す。と言う。血筋だろうか?手伝ってしまったし、何より自分もワクワクしていた。前からそうなのだこの人の話はなんだか聞いてしまう。親にも話したことがあったが、興味が無さそうだった。僕はこの人に似てしまったのかもしれない。
1週間後にまた尋ねたが。もうその実験は行っていないようだった。今はあの人は何をしているのだろうか。一日が12時間になった人は。
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