トントン トントン 鳥取(?)
⚠注意⚠
・意味がわかるとBL話になります(?)
・語り手 阿蒜ちゃん
受けとか攻めはお楽しみじゃ!地雷だったらごめんけど…
よし、いくぞッ!
そういえば、来栖の兄貴は紫色のリップをつけているよなぁ。確か色移りするやつ?って聞いたことがあるんだ。
どうしてこんな話をしたかと言うと、リップに関係ある話だからだ。
来栖「阿蒜、少しリップはみ出しちまった…」
「ドンマイとしか言えません…」
どうやらリップを塗り直していたらしいが失敗したようだったから、苦笑いで返答した。そしたら拗ねた顔をしながら給湯室へと入っていった。
しばらく仕事に没頭していたら、喉が乾き始めてきた。だから、給湯室へ行こうと席を立ち上がったのだが…井上の兄貴を見かけた時違和感があった。
「井上の兄貴…唇、なんか塗りました?」
井上「唇…強いて言うなら、イタズラを仕掛けただけだ♥」
「?…そうなんですか」
この時、井上の兄貴の唇が紫っぽくなっているのが気になったと同時に言っていることが理解できなかった。
井上の兄貴と喋ったあと、給湯室へ水を取りにいき終わったら席へ着いた。その時に来栖の兄貴が近づいてきた。そして無言で俺の肩に手を置いた。
「あ、あの兄貴…?」
来栖「俺、唇の色変わってない?」
「変わっているというか、色が落ちてますよ」
そう言うと来栖の兄貴は顔を赤く染めながら、自分の席へ戻りまたリップを塗っていた。
井上の兄貴が近くを通った時にその光景を見て、来栖の兄貴の頭をそっと撫でた。そして耳元でなにか囁いている感じだったが、よく聞こえなかった。
結局、ちょっとモヤッとすることになってしまった…井上の兄貴の言っていたことが気になりすぎる!
「結局あれなんだったんだ…?」
伊武「どうした」
「いいいい伊武の兄貴ィッ!?」
驚いて変な風になってしまったが、そんなことは気にせずに事情を話した。そしたら伊武の兄貴は考える素振りをしながら口を開いた。
伊武「給湯室の奥ら辺で月麦が来栖を壁際にやっていたが、何されたのかは知らないねぇ」
「そうなんですか」
伊武の兄貴と喋ったあと、ある考えが思い浮かんできた。でも有り得ないと思ったけれど、井上の兄貴の発言を聞く限り正しいのかもしれない…本当に多分だけどね。
「も、もしかしてキ………やっぱいいや」
考えていることはもうこれで分かると思う。直接聞くとやばい事になりそうだし、心の中で留めておくことにした。
次の日、事務所へ行って席へ着くと井上の兄貴が話しかけてきた。
井上「おはよう、阿蒜!」
「おはようございます!」
軽い挨拶を交わしたあとは、いつも通りに仕事をした。
何十分かやっていると目が乾いてくる…だから視線を他へ逸らした。そしたら来栖の兄貴が見えた、タートルネックの首の部分を少し織っていた。一瞬だけだが赤い痕?みたいなのが見えたが、虫刺されだと思うので気には止めなかった。
「~♪」
鼻歌を歌いながら再度仕事をしていると、誰かが肩に腕を置いてきた。誰かと思えば井上の兄貴だった。
井上「なぁ、俺変わったところあるだろ?」
「んー…あ、唇の色が違う!」
朝は思考が鈍っていたから気づかなかったが、井上の兄貴の唇の色が紫になっていた。リップなんだとは思うが、どっから手に入れたのだろうか。
「来栖の兄貴からリップ借りたんですか?」
井上「借りてないよ、勝手に使った」
勝手に使った…?家に入ったりとかしない限り無理なような気がするがまぁいいか。
”色移りリップ”
コメント
7件
やはり神が書く作品は最高ですな( ˇωˇ )
ほわぁぁぁぁ…!!! めっちゃ好きぃぃぃ!!!!