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始まるぞ〜!
第1話 青の時代
ポートマフィアにつくと少女は寝ていた
太宰「森さーん、この子寝てるから医務室のベット用意して〜」
森「この子が言ってた子かい?はッ幼女…!」
太宰「森さんが言うと犯罪臭すごいからやめて」
森「はーい…」
太宰「…さて、どうやって着せ替えようか…」
僕は少し考えて…
太宰「姐さん呼んでくる」
数分後…
紅葉「どうしたんじゃ?太宰」
太宰「この子、雨に濡れてるから着替えさせて」
紅葉「びしょ濡れじゃないか!早く着替えさせるのじゃ!太宰!出るのじゃ!」
太宰「分かってるよ〜」
太宰は病室から出た
紅葉「さぞ寒かったじゃろうに…」
拭いたあとには服を着せる
服は病人用の服
苦しめないように白い服で緩く包んだ
紅葉「こんな感じじゃのう」
紅葉「にしてもこやつは顔も髪も整ってるのぉ…」
太宰「はぁ、もういいよね」
僕はもう疲れたからとガラッとカーテンを開ける
太宰「…真っ白」
紅葉「髪も服も真っ白じゃな笑」
太宰「それで、傷とかあったの?」
紅葉「いや…背中と腕、足とかも隅々まで見たのじゃが…なかったぞ」
太宰「前は?」
紅葉「なかったぞ」
太宰「…ふーん、なんか、引っかかるけど…」
紅葉「そうじゃな…と、ん?」
??「…」
紅葉「起きたようじゃ」
太宰「おーい、僕のこと見えてる?」
??「…」
紅葉「何も喋らないのぉ…」
太宰「ねぇ、早く話してよ」
??「…」
名前も分からない少女は僕の方を見ていた
目は真っ黒に染まっていた、あれは何かの力だということが明らかだ
太宰「…ねぇ、君、仲間は?」
その質問をしても、少女は顔色1つ変わらない
??「…」
太宰「あーもう…僕任務あるから」
紅葉「にしても、髪長いのぅ…まずは髪を切らないと行けないのぅ」
??「…」
紅葉「鴎外殿の所にも行かないといけないのじゃ」
紅葉「行くのじゃ」
??「…」
わっちがそう言ってもついてくるだけで何もしなかったのじゃ
コンコン
森「入りなさい」
紅葉「鴎外殿、太宰が拾ってきた少女を連れてきたのじゃ」
森「そうかい!でも…そうだねぇ…」
紅葉「そうじゃ、ポートマフィアで働いてもらうのはどうじゃ?実働部隊に入れば強くなるのじゃ」
森「そうだねぇ、それが一番の最適解だよ」
紅葉「どうじゃ?」
??「は、いる」
森「?太宰君から電話だね」
本編のあそこですわ、そこから何個か飛んで〜
太宰「メリー、やっほ〜」
レイ「…ダザイ…」
太宰「メリーも幹部かい、この数日でよく上り詰めたね」
この少女の名前はレイレス・メリーン
長いから僕はメリーと呼んでいる
メリー「…ウン」
メリーは強すぎた、強すぎるが故に幹部へと一気に昇格した
そしてこれは数日前の話…
中也「…!手前…」
メリー「…」
中也「…なんでもねぇ」
太宰「君、メリーについて何か知ってるのかい?」
中也「知ってても言うわけねぇよ」
それはそうだ
…これは、俺がまだあの施設にいた頃の話
メリー「…」
此奴はたまにしか俺達の名前を言わねぇ
メリー「…チューヤ…」
俺を呼ぶ声は、優しくて、綺麗な声
メリー「…」
中也「メリー、お前は何人なんだよ?」
メリー「…え、ぁ」
此奴はイギリスから連れ去られ、幼い子供ながらこの実験に耐えていたんだよな
中也「…おい、メリー…年齢は?」
メリー「…あ…ぇ…」
メリー「…え…と…ぁ…」
まだ日本語も分からないような子供、教えられてすらいねぇのか
中也「はぁ…」
俺がわかる程度にしか英語は話せねぇのに…
中也「Kimi, namae wa?(約 お前 年齢は?)」
実際の通訳とは違うからね、中也風に直してるだけだよ
メリー「…ピクッ…I’m 5 years old(私は5歳だよ)」
肩を震わせてそう答えた時は俺も声を上げたな
中也「5歳…!?」
当時、此奴は俺より年下だった
メリーは1番目の試作品だったからな…
メリー「…My special ability hurts everyone(私の異能力はみんなを傷付ける)」
中也「えーと…えーと…自分の異能力は人を傷付ける的な感じか…?」
あんま英語はわかんねぇんだよな…本当…
ちっちぇ頃はこんな感じだったな
もう、喋る力もないようなやつに変わっちまったのか
此奴は、異能力で全てを壊し、消し、壊滅させた
そして、俺らを引き裂いた
あの時の彼奴は…まるで殺しの天使だった──
太宰「ねぇ、早く行くよ、メリーはいいでしょ、1人で行動できるよ」
中也「…あぁ」
メリー「…The moon is beautiful」