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第22話 テロリスト2/2
前回までのあらすじ
テロリストのボスとタイマンすることになった。以上。
テロリストのボスは真っ直ぐこちらに走ってきた。どうやら、銃は持っていないようだ。それなら、こちらも能力を使わず、正々堂々戦おうじゃないか。
「うああああああ!」
ボスが3m位まで来た途端、ボスが突然ナイフを取り出した。どうやら腰に付けていたらしい。
「グッ!」
僕は何とかのけぞり、それを避けた。
「テレポート!」
僕のテレポートだって進化したんだ。指定したところに移動できるようになったんだぞ。こいつの後ろに行ってやる。
「うわあああああ!ってあれ?」
「ラ、ラキ君が…き、消えた!?」
「こっちだよ」
「クソ!てめぇ!」
トンッ
A☆TE☆MI
どさぁ
「ふぅ。これで、決着だね。約束通り、美里さんを解放してくれるよね?」
「お前!ボスになんて仕打ちを!野郎…ぶっ殺してやる!」
「意味は無いぞ」
こいつの手下達が僕の方に来たが、全員サイコキネシスではじき飛ばして終わった。呆気なさすぎだろ。
「ふぅ。美里さん。大丈夫?」
「え、えぇ…何とか」
怪我が無くって良かった。
「まぁ、とりあえず休んでたら?僕はこいつらに紐結んでおくからさ」
「分かりました」
これ久しぶりにやりますね。にちのう!cv.美里
ギュッ!
よし。全員〆たな。
「美里さん、終わったよ」
「はい。それじゃあ戻りましょうか」
「でも、どうやって戻るの?僕はこの時間軸から脱出するような能力はないよ」
「脱出?違いますよ。この時間軸を無くせばいいんですよ」
「もしかしてだけど…」
「そう。ラキ君の『固有力』でこの時間軸を無くして出ればいいんですよ」
「だいぶ脳筋に出るね」
「文句があるんなら、1人でこの時間軸に残りますか?」
「い、いや。遠慮しておくよ」
そして、僕の「固有力」を使って、この時間軸を無くして、脱出した。
よし。元の世界に帰れた。
「き、君たち、どこからでてきたの?ここは立ち入り禁止だぞ」
「あ、警察さんたち、犯人捕まえました」
「え゛?ホントだ…って、君たちは前もこの街の平和に貢献してくれた人達じゃあないですか」
「まぁ、あとは警察さんたちに任せますんで、僕達は帰ります」
「はい!ご協力、ありがとうございます!」
よし。帰ろう。《結局買い物しなかったな》
カシュッ ジュワァァァ グビッ ジュルッ ジュュュ
「ぷはぁ!やっぱり缶の黒色炭酸飲料ほどうめぇものはねぇ!」
「ラキ君、いい飲みっぷりですね」
「五臓六腑に染み渡るってやつだよ」
缶の黒色炭酸飲料が売ってる自販機なんてなかなか無いからつい買っちゃったな。まぁ、美味いからいいか。
…超能力のこと美里さんに言うか?もう今日のでバレたかもしれないからな。
「美里さん、実は僕、超能力者なんだよね」
「……」
「いや、なんでもない。ただの冗談さ。忘れてくれ」
「知ってますよ」
「え?」
「ラキ君が超能力者だってこと、知ってますよ」
「バレてた?」
「はい。風邪薬を届けに行った時とか、さっきのテロリスト達を倒した時とかも不自然でしたから」
「あっはは。そうか」
最初っから、分かってたのか。【最初ではないだろ】この雰囲気をぶち壊すなよ!《いい雰囲気にもなってないだろ》それは…そうか。