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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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そして3連休の日流星祭ながれぼしまつりの日がやってきた。

私たちは待ち合わせをしていた。

千嘉ちか「少し遅くなっちゃったけど歌葉うたはもう来てるかな…」

浴衣の着付けに時間が掛かり私は少しだけ早歩きで流星祭ながれぼしまつりが行われる神社を目指す。

神社に着くと階段の近くで青い浴衣に身を包んだ歌葉うたはがもう来ていた。

歌葉うたは千嘉ちか!」

千嘉ちか歌葉うたはごめん!待った?浴衣の着付けに時間が掛かっちゃって…久しぶりに着るから」

歌葉うたは「薄い黄色の浴衣素敵だね!すごい似合ってるよ」

千嘉ちか「本当に?似合わなかったらどうしようって思って…歌葉うたはの浴衣も青で大人っぽくて素敵だよ」

歌葉うたは「ありがとう…これね叔母からのお下がりなの…」

千嘉ちか「そうなんだ!すごい似合ってる!」

ーーーーーーーーーーーーー

千嘉ちか「久しぶりに来たけど相変わらずすごい人だな…迷子になりそうだね」

歌葉うたは「本当よね…話には聞いていたけどここまでとは」

千嘉ちか「それであそこの建物あるでしょ?あそこに流星の巫女ながれぼしのみこがいるの……今年もSPがいるしやっぱりピリピリしてる」

歌葉うたは「緊張感が半端ないわね…こっちまで緊張してくる」

千嘉ちか「実はね友だちがいなくても1人で来てたんだ……どうして叶えたい夢があってね」

歌葉うたは「叶えたい夢?」

千嘉ちか「私が天体観測をするようになったのはその夢がきっかけなの」

歌葉うたは「どんな夢なの?無理にとは言わないけど」

千嘉ちか「私には双子の妹がいて私を産んだときに死んじゃってね…一度でいいから会いたいなってそう思ってそれからは星を見るようになってる」

歌葉うたは「なるほど…死んだ人の魂は星になるっていうものね」

千嘉ちか「でも今年は歌葉うたはと同じ願い叶えるために来たんだもん!少しだけ行ってみない?」

歌葉うたは「えぇ」

ーーーーーーーーーーーーー

千嘉ちか「ここが限界か……やっぱり少し遠いよね」

歌葉うたは「そうね…中に流星の巫女ながれぼしのみこがいるっていうのがなんとかわかるぐらいね」

千嘉ちか「仕方ない……ここからお願いしようか…1つでも情報ほしいしね」

歌葉うたは千嘉ちか…本当にいいの?双子の妹に会いたいんでしょ?星は嘘をつかないから願ったら叶うかもしれないでしょ?」

千嘉ちか「大丈夫!今は歌葉うたはの願いの方が最優先だもん!気にしないでよ!」

そして2人でお願いを済ませて出店を見て回る。

千嘉ちか「あっ!かき氷がある!食べない?」

歌葉うたは「いいわね!シロップは何味にするの?」

千嘉ちか「気分で変えるけど…イチゴとかメロンとかフルーツ系が好きかな」

歌葉うたは「私はブルーハワイとかレモンとか少しすっきりした味が好きかも」

千嘉ちか「それって飴玉だと薄荷はっか味とか好きなの?」

歌葉うたは「一番好きな飴玉の味よ!舐めてると嫌なこと忘れられるぐらいスカッとするから」

千嘉ちか「見た目のまんま…大人だな~私飴玉だと薄荷はっかキャンディーを親が買ってくるけど…食べれないもん」

歌葉うたは「無理するものでもないと思うけど…ほらかき氷空いてきたから並ぼう?」

千嘉ちか「うん!」

かき氷を購入して今回はイチゴのシロップをかけることにした。

歌葉うたははブルーハワイのシロップをかけていた。

千嘉ちか歌葉うたは…ブルーハワイってどんな味?一口ちょうだい?」

歌葉うたは「私もイチゴ味一口もらっていい?食べたことなくて」

お互い笑いあって一口ずつ食べ合う。

千嘉ちか「大人っぽい味だね!でも歌葉うたはの好きそうな味だなって思う」

歌葉うたは「イチゴの味…初めて食べたけど甘い…」

千嘉ちか「メロンの方がもっと甘いよ…私甘いものが好きだからやっぱりこっちの方が好きだな」

歌葉うたは「でも好みが違うのは普通よね…みんな違ってみんないいって言うし」

千嘉ちか歌葉うたは……めっちゃいいこと言うじゃん!今の発言一番星みたい!」

歌葉うたは「?さっきから人があっちの方に行くけど何かあるの?」

千嘉ちか「お祭りの最後に花火があるからその場所取りだよ…遠いよりは近くでみたいじゃん?どうせなら見ていく? 」

歌葉うたは「今からじゃ前の方取られちゃったんじゃ…」

千嘉ちか「こっち」

少し道をそれて私たちは人気のない崖の近くに来た。

千嘉ちか「ここおすすめの絶景スポット…始まった!」

歌葉うたは「キレイ…素敵だね」

花火が終わりしばらく余韻に浸ってから私たちも帰った。

流れ星が産み落とした命

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