注意⚠️
・一次創作・物騒な表現多数・いじめ
【主人公】32歳中学校教員
井上 快月(いのうえ かづき)
【主人公の同僚】中学校教員
山本 怜(やまもと れい)
【主人公の元教え子】
泉 南乃花(いずみ なのは)
「気をつけ、礼」「お願いしまーす」
今日もいつも通り。何も変わらない。
朝起きて学校へ行き、ミーティングに参加、あとは生徒と関わる。それだけだ。
何度もこの仕事を辞めようと思った。
ブラックだし頭は使うし給料だって低い。それでも、
「井上先生ー!!」「今日家の猫ちゃんがー!」こうして生徒の笑顔を見ているだけで、未来の芽を育てているだけで、それだけで、やりがいを感じる。
オススメはしないが楽しいとは感じる。そんな不思議な仕事だ。
だからこそ、俺はあの日の事を悔いていた。
「快月せーんせっ!!」
下の名前に先生を付けて呼ぶ彼女はいつも明るく笑っている様な女の子だった。
「おー南乃花」「どうした?」
「テスト2週間前なんでちょっと聞きたい所あって!」
「どこ?」「ここです!」
「あー、ここはねー」
彼女は死ぬ1か月前でも変わった様子はなかった。それでも、
「………何か悩みでもあるのか?」
直感がこう叫んでいた。
「何も無いですよー笑」
前々から彼女がクラスの雰囲気に着いていけていないことに気付いていた。だからこそ席替えには気を使って、「最近は大丈夫そうだな」と思っていた頃だった。廊下である女子生徒達とすれ違ったのだ。
「マジさっきのやつおもろかった笑」
「それなーでもお前やりすぎだろー」
「先生に見つかったら厄介だよ」
「はぁ〜?あんなの先生に見つけられたって良いでしょ」
「しかも”女子トイレ”なんて見ないし」
「見られても見て見ぬふりよ先生なんて」
なんとなく、嫌な予感がした。
「(女子トイレか)」
「(仕方ない非常事態だ)」
俺は迷いなく女子トイレへと向かった。
するとちょうど、
「南乃花っ!どうしたんだ」
「先生に言ってみろ」
「か、づき、せんせ、」
今にも泣き出しそうな顔だった。いや、もう既に泣いていたのかもしれない。
ただ、涙か水か分からないくらいずぶ濡れだったのだ。
「誰にされた」「なぜ」「いつから」
俺はこの時質問攻めをしてしまった、今思うと間違ってたと思う。言いづらい雰囲気を作ってしまった。
「ぁ、えっと、」「特に、大丈夫です」
そう二言話した後、彼女は俯いてしまった。
「………分かった」
「後でちゃんと話を聞くから、今は保健室で休みなさい」
「濡れたままも良くない。」
「風邪をひくぞ」
「そうですね、行ってきます」
「1人で行けるか?」
「はい大丈夫です」
この時俺はこれ以上干渉せず、送り出すことにした。心配だったが、今は彼女1人にしてあげようと思ったからだ。
「(おそらくさっきすれ違った3人の仕業だな)」
「(にしても、こんな大胆に、)」
「(後ほど3人にも聞いてみるか?いや南乃花に危害が加わるかもしれんダメだ。)」
「はっ、笑 まったくもって、」
「その通りだよ。。」
この日初めて、教師になった自分の無力さに打ちひしがれた。
いつの間にかめっちゃ書いちゃったんですけど、1話にこの内容量だと少し多いですかね?それともこれくらいが調度良いですか?
本当に何も分からないんで、コメントで教えてください!!
今日も見て下さりありがとうございます!
コメント
3件
このくらいで大丈夫です(* • ω • )b 優璃ちゃんのノベルなんか新鮮!でも相変わらずうまい(`•∀•´)!!