注意⚠️
・一次創作・物騒な表現多数・いじめ
(2話間違えて消しちゃって1から作ったので、内容変わってます💦)
【主人公】32歳中学校教員
井上 快月(いのうえ かづき)
【主人公の同僚】中学校教員
山本 怜(やまもと れい)
【主人公の元教え子】
泉 南乃花(いずみ なのは)
確かあの時、俺は授業終わりに職員室に向かっていた。
移動教室へ急ぐ生徒達とすれ違い挨拶を交わす。
その中で気になる話を聞いた。
「ねぇ、置いてきちゃったけど良いの?」
「は?なにが」
「いや…女子トイレに放置って怖くね?」
「先生に見つかったら…」
「……笑」
「なに?そんな事気にしてんの?」
「あんな汚い奴トイレで濡れときゃ良いんだよ」
(いじめか、?女子トイレ…)
(見に行こう)
「そ、それでも、あいつがチクったら…」
「そんなんしたら私らが何するか位考えついてるでしょ」
「そーれーにー」
走った。どの女子トイレなのか分からず、ただひたすら。
悔しい。生徒にここまで言われる自分が
憎い。いじめを見つけられなかった自分が
3個目のトイレを見た時、人の気配がした。
「誰かいるのか!!」
「あ、、」
「名前を、教えてくれないか?」
「……っ、、な、のは、です」
驚いた。自分の生徒だった。
なんて情けなく、無力なのだろうか。
「開けてくれ、頼む」
そう頼むと静かにドアが開いた。
「南乃花、、」
「………っ」
全身がずぶ濡れで泣いているかも区別出来なかったが、微かに肩が震えていた。
「南乃花っ!どうしたんだ」
「先生に言ってみろ」
「か、づき、せんせ、」
「誰にされた?」「いつからだ!?」
「なんで君だけがこんな・・・」
気が付いたら俺は質問攻めをしてしまった。
「あ、えっと、」「特に、大丈夫です」
そんな訳がない。本当はもっと聞きたいことがあったが、彼女の反応を見る限りきっとそれは今じゃない。
落ち着くんだ。
「…..分かった」
「後でちゃんと話を聞くから、今は保健室で休みなさい」
「濡れたままも良くない。」
「風邪をひくぞ」
「そうですね、行ってきます」
「1人で行けるか?」
「はい大丈夫です」
俺はただ、保健室へと向かう小さな背中を見守ることしか出来なかった。
コメント
3件
このくらいで大丈夫です(* • ω • )b 優璃ちゃんのノベルなんか新鮮!でも相変わらずうまい(`•∀•´)!!