中学2年生の10 / 21、正夢は2年前の異世界に行く夢を見た時のことを考えていた。
「どうしたんだ? 正夢、お前がボーっとするなんて珍しいじゃないか」
「…………」
「まさ!」
「わっ、なんだよ。急に大声だすなよ」
「さっきからずっと呼んでたぞ?」
「うそ、気づかなかった。悪い」
「いったい何を考えていたんだ?」
正夢は言おうかどうか悩んだが嫌な予感がしたので2人に話すことにした。
「いやさ、小6の時の異世界の話覚えてる?実はさ、それが、今日起きそうな気がして……」
「マジか」
「うえぇぇぇぇぇ?!?!」
「変な声出すなよ琉斗」
「ゴメン」
琉斗は何それまじで言ってるの。行きたい。めっちゃ行きたい。と思っていたが、正夢が青白い顔をしていたので言うことは無かった。
「だからさ……今日だけでも3人で行動しないか……?」
「いいよ」
「僕も付き合う」
「ありがとう」
その様子をいつかの何者かが見ていた。
「あら、じゃぁ今日にしちゃっていいわね」
と、一言、言うだけだったが
─────────*放課後*────────
「うぅっ、こっわ」
「ねぇ2人とも、人生最後の日本かもだから、どっか行こう?」
「しっかたねぇなぁ、つきあってやる」
「ありがとうぉぉぉぉぉぉ(泣)」
さすがに引いたふたりは正夢から距離を置こうとしたが、全然離れて、離れさせてくれなかった。
「 離 れ ろ っ!」
「は、離して〜!」
「コトワル」
「絶交」
「絶交しよっか?」
2人は冗談のつもりで言ったがどうやら正夢はマジと思ったらしく余計おかしくなった
「わがっだよー(泣)離れるがら絶交しないで〜(泣)」
と、泣きながら言ってきたのだ。さすがにかわそうに思ってきた2人は正夢と琉斗と蓮翔の3人でカフェに行くことにした。
「お帰りなさいませ、ご主人様♡」
「こちらにどうぞ〜」
「ありがとうございます」
「ご注文はありますか?」
「これと、これと、これ、お願いします」
「はい♡わかりました、ご主人様♡他にご注文はありませんか?」
「ダイジョウブデス」
行った先は………………メイドカフェだ。
2人は後悔した。やっぱ来なきゃ良かったと。
「メイドカフェって1回行ってみたかったんだよな〜」
「まさが元に戻ったしいいのかな……?」
「あぁ、仕方ない。許そう」
3人は少し食べ物を食べたあとメイドカフェを出た。
「正夢……なんでメイドカフェなんだよ……」
「そうだよ〜なんでメイドカフェ〜?」
「なんか、わかんないけど行った方がいい気がした」
「どういうことだよ」
「昼の夢の話が現実になったら会えないかもじゃん。女の子」
そんなわけない。逆に本物のメイドに会えるだろ。と思ったが確かに普通の女子には会えないかもしれないので言わなかった。
家へ帰るための橋の前に着いた。だが、正夢は不思議なことを言うのだ。
「この橋、嫌な予感がする……」
「じゃぁ棒でつつきながら行くか?」
と、蓮翔がニヤニヤしながら言うので普通に通り過ぎたが、その橋を通って しばらくした時、2人は自分たちの周りを見て立ち止まった。
「は……? ここ……どこだ……?」
「僕たち家に向かって歩いてたよね……?」
「え、2人とも何言ってw…………は? え、え、え、は、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
「なんっだここ?!」
「僕だって知りたいよ〜!」
「なぁ、あれなんだ……?」
蓮翔は3人の50メートルぐらい先にある淡い光を放つものを指さした。
「こっこ、こ、ここっ、こっこ、これ、こ、ここっ、これ、」
「琉斗〜? ニワトリになってるぞ〜?」
「こ、れ、ま、まっ、まままっ、まま、
魔法陣ーーーーー〜?!?!」
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」」
琉斗が魔法陣と言ったそれはまるで3人を待っていたかのようにひかった。そして3人を引き寄せていった。
「な、なんか近づいてきてないか……?」
「い、いや、引き寄せられているんだ!」
「あ、足が勝手に動いてるよ?!」
そしてついに3人が魔法陣らしきものの上に 立った時、辺り一帯に目も開けてられないほどの明るさの光の柱が立った。
メイドカフェッテコンナカンジカ?
よくわかんないなぁ
ついに3人が異世界転移らしきことをしたぜ☆
フフフ(´^∀^`)フフフ………どうなるんだろうねぇ
カンガエナキャ HAHAHA(・∀・)(棒)
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