テラーノベル
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「 ふあ〜。」
あくびをしながら登校中、おらふくんです。
昨日は見事に宿題に躓いて、時間が掛かって寝不足だ。
でも絶対宿題をやらないで提出するよりかはマシ。
「 あおらふくんじゃん!」
「 ぼんさんじゃないですか〜!」
「 寝不足?」
「 そうなんですよ〜、昨日宿題やってないことに気か着いてやったけど、零時ギリギリで。」
「 それは大変だねえ。」
「 ウザイです、それ w 」
ぼんさん ─ いや、クラスメイトにも僕の親が亡くなったことは教えてない。
だって、「 可哀想 」なんて思って、今の関係が変わってしまったら嫌だから。
でも立場上、担任とか、先生たちは知っている。
一時期めっちゃ優しくされた。
本当に先生としていいのか??ってくらい。
僕が特別扱いはしないでください。て言ったらすぐ扱い方が戻ったため、内心助かった。
クラスの人の「なんでアイツだけ」みたいな目線はもう味わいたくない。
人間関係がもっと悪くされかけた。
… 元々悪くないよりなだけなんだけどね w
他愛もない話をしてると、学校に着いた。
「 俺こっちだから。」
「 は〜い。」
ぼんさんは一応先輩なため、下駄箱が離れてる。
1年生の僕と、3年のぼんさん。
2歳差だ。
けど、ぼんさんが誰でも仲良くなる人種なため、僕もその明るさに魅了されて、尊敬の意も持ちつつ、接している。
「 …! はぁ。」
下駄箱がゴミで ── 。
ではなく、ラブレターで溢れ返っている。
え、さっき人間関係が悪いって言ってなかった? って思ったそこの君。
僕はモテるから、嫌われているだけである。
でも嫌われきれないんだろうな、という意味のギリギリ悪くない、なのだ。
ラブレターを全部取り出して、上履きをとる所から僕の1日は始まる。
コメント
3件
Orfくんモテモテw もててんのに嫌われてんのか…(T^T) 夜更かしには注意しましょう(?) なんも分からんわ…((