君だけにでも″ありがとう″を
中学校の入学式、僕だけ参加できなかった。 理由は簡単僕が病弱だから
式なんかに参加したら僕はぶっ倒れる でも、僕は生まれつき病弱ではなかった、なかったはず‥
母さんが言うには小学生の時に入院したのがきっかけらしい。僕は外に出ないから関係ないけど
僕は部屋からもほとんどでない、でも学校に行けそうな時がなぜかある。だからその日だけは学校に足を運ぶようになった。
母さんは心配してくれる。でも行けるときに行っておいたほうがいいねと言って送ってくれる。
今日も行ける気がした。中学校に行くのは初めてだった。
「母さん、学校に行ってみたい」
母『…体は大丈夫なの?』
「うん。多分」
母『わかったわ、無理だけはしないでね』
そんなの何回も聞いた、話を聞いているから無理せず保健室で休んでるよ
学校に着くと不思議な目で見られた、当たり前か
クラスに入っても同じ…ではなかった
『よう!君がひかる?隣の席の龍輝(りゅうき)だよろしく』
「よろしく」
なんだこいつは、気軽に話しかけても明日にはいないかもしれないのに
先生「あら、来たのね」
先生は小学校とかわらない関わり方だ、来るだけで偉いねとか言ってくるタイプ
『なあ、授業サボらん?』
「え?いいの?」
『ダメだよ』
じゃあやめとけよ
『でも、授業してもしなくても生きていければそれでいいやん』
『大切な人達に感謝を伝えられたら心はあったまるしな』
こんなに心に刺さったのはいつぶりだろうか僕はすぐに
「…どこにサボりに行くの」
『ついてこい』
龍輝が笑みを浮かべて歩き出した
着いた場所そこは、保健室だった
『先生久しぶり!』
保健の先生「あらいらっしゃい、先生は職員室行くけど大丈夫よね」
『任せな!』
え、先生なしで大丈夫なの?
『おーいひかる、ゲームしよ!』
いやいやいや、サボる上にゲームをするとは…でも暇つぶしにはいいか、どうせ勉強しないんだし
「…何これ」
『これは″大乱闘スマッシュブラザーズ″ていうやつ』
「ふーん、どうやるの」
『えーっとここは~~~~』
『っクソ、うまいな~』
「ありがとう」
そう言いながら照れてるのがわかった
保健の先生「そろそろ帰りなさい」
『ほんとだ!じゃ、またあしたな!』
え?今また明日って言った? 明日も行けるのかな…
今日も体調は優れている。
「母さん、今日は歩いて行ってみる」
母『…わかったわ』
母さんは名残惜しそうに許してくれた。
それから数日間毎日学校に行けた。そして龍輝と一緒にサボリまっくた。
母さんにバレた時はさすがにやばいと思ったけど
母『まぁ、行っているんだからいいわよ』
と言ってくれた。そして、家に龍輝を呼んでいいと許可が出た。そのときは嬉しくてたまらなかった
『お邪魔します!』
母『いらっしゃい、いつもひかると仲良くしてくれてありがとう龍輝くん』
え、なんで母さんは…
「か、母さん なんで名前知ってるの?言ってないじゃん!」
母『…そうね、ひかるは忘れっちゃたんだね』
え?忘れちゃってたて?どうゆうこと
『そろそろ話すか、ひかりの事を』
{ここはひかり視点}
私には双子の弟が居る、いっつも一緒に行動していた あの時までは…
ひかると一緒に帰ろうとしてクラスに行った時にクラスメイトから
クラスメイト『あぁ、あのクズか屋上に行くって言ってたぜ』
私は事を理解してすぐに屋上に行った。そこにはもう柵から手を話そうとしているひかるがいた。
「ダメ!」
ひかるの手を握ったあとはひかるを抱きかかえて落ちていった
今、全部思い出した。小学生の時飛び降りようとして‥小学生の時の記憶がないのは落ちた時に頭を打って…
母『龍輝くんはひかりの彼氏さんよ』
『今まで黙っていてごめん』
「母さん、ちょっと龍輝と一緒に外に行ってくる」
母『わかった』
「龍輝ごめん…僕気づかなくてつい、」
『もういいんだよ、ひかりは、いつも俺らを見ていてくれてんだ』
そうだね、姉ちゃんはきっと泣いてる僕なんか見たいと思はないよね‥・
「姉ちゃんの彼氏なんだよね?」
『うん、そうだったよ』
「今でも彼氏でいてくれる?」
『お前、それで*YES*っていたらどうすんだ?』
「本当は姉ちゃんにも言いたかったんだ、でも、龍輝を、姉ちゃんが見ていてくれるなら」
「姉ちゃんにも龍輝にも…」
「僕を守ってくれてありがとう」
姉ちゃんに伝えられない分 龍輝には…
君だけには伝えたかったんだ
僕が病弱だった理由それは、姉ちゃんに会いたいと心の奥底で思っていたのが原因だたらしい。
すぐにあの世に行ける体になっていたため復活は難しいとされていたんだって。でも、無事復活できた、
念のためカウンセリングを勧められたけど僕には必要ない。だって、龍輝に姉ちゃんの分も感謝されるようになりたいからね
僕たちはもうサボろうとはしなくなった辛い時は二人でゲームをして遊んだ。もちろんあの保健室で、大乱闘スマッシュブラザ
ーズではいつも3対3で戦った。結果はいつも僕たちの勝ち! 負ける気もしないし。
だって、姉ちゃんはゲームの達人だったもんね
『ひかる、私からも今まで黙っていたけどすぐに会いに来たらダメだからね!私の分まで感謝されるようになりなさい
そんなことを姉ちゃんは語りかけてくる気がしたそしていつも…
「姉ちゃんだけにはいつかあってしっかりありがとうを伝えるね」
その時には、姉ちゃんが笑ってくれた気がした…
最後まで読んでいただきありがとうございます!
これは夜空さんのノベコンに参加させてもっらた作品です。
では、バイバイ!