流星side
駿 「流星くん。僕らに出来るのはここまでです。」
和 「大吾と沢山話してきいや。」
メンバーみんなに見送られ大ちゃんがいる病室に向かう。……ほんまは分かってる。大ちゃんもう行ってまうってこと。みっちー達が話してるの聞こえてしまったから。気持ちが溢れ涙が止まらない。だけど、少しでも彼のそばにいたい。重い扉を開き足を踏み入れる。
流 「だい、ちゃん。」
大 「りゅ…せ…。」
弱々しく言葉を返してくれる。心地よい僕の大好きな声。もうちょっとで聞けんくなってまうんやな…。
流 「なんで、病気のこと隠してたん?教えてくれんかったん?…おかしいやろ。」
大 「りゅ、せのない、たかお。みた、くなかった。」
流 「どうせ泣くやん…心の準備出来へんやんか。」
大 「ごめ、な。ほん、ま ごめ、ん。」
最後まで気にかけてくれる優しい大ちゃん。ごめんなこんな恋人で。
大 「お、れのこと、きら、いになった……?」
流 「なるわけないやん……!お酒飲むとだる絡みしてくるとこも、構ってあげないとすぐ拗ねちゃうとこも、実は結構涙脆いとこも全部好きやもん!」
大 「……おれ、しあわせ、やった。みん、なにあえて。りゅ、せにも、あえた。」
流 「だったって、なんでタヒぬ前提で話してんねん!ずっと一緒やろ?……置いてかんといてや!泣」
大 「りゅ、せ……泣」
流 「うぁ゛ぁ゛!泣大ちゃん、いやや……!泣」
大 「ごめ、な。もう、なかせ、へんってきめたのに。」
離れたくない。ずっと一緒がいい。必死になって叫んでも大ちゃんの時間は増えない。
大 「りゅ、せ。おいで。ぎゅって、したろ。」
残り少しの力で僕をいっぱいいっぱい抱きしめてくれる。あったかい手。大好きやのに、ほんま、大好きやのに。
大 「りゅ、せ あんな。かみさま、がきおく、もどしてくれた。きせきやな……笑」
流 「へ……?ほんまなん……?泣」
大 「き、うしなってるときに、おもいだした。くさり、ぜん、ぶとれた。」
流 「大ちゃん……泣 もっとはよ思い出してや泣」
大 「かみさま、も、いじわる、やなぁ……。」
流 「大ちゃん、めっちゃぎゅってして。ちゅーもいっぱいして。忘れんように。ちょっとでも覚えてられるように。好きって言って。愛してるって。」
大 「りゅ、せ このよでいちばんあいしてる。」
流 「僕もあいしてる。ほんま大好き。」
大 「なあ、流星。」
流 「ん?」
大 「_____________。」
流 「……泣はい。!」
ギュゥ
チュ
大 「ほんまにほんまに………あいしてる。泣」
大ちゃんから力が抜けていくと同時に、温もりも消えていくのが分かった。
流 「大ちゃん、数え切れないほどの愛をありがとう……泣」
この後お医者さんが来てくれて、後のこと色々やってくれた。
丈 「大吾……!泣」
和 「大ちゃん……泣」
謙 「大吾くん……お疲れ様でした泣」
駿 「泣かんってやっぱ無理や……泣」
恭 「…………泣」
ネットやテレビに大ちゃんの情報が一気に流れる。色んな人が悲しみに包まれている。
廉 「流星!……辛かったな。よう頑張った泣」
良 「大吾……!なんでや泣」
同期の廉くんと正門くんが病院まで来てくれて背中をさすってくれる。大ちゃんきっと喜んでる。ご家族の方やスタッフさん、沢山の方が病院に集まっている。1人泣いていると優しい声がして頭に重みがかかる。
和 「流星。よう頑張った。ほんまようやったで泣」
流 「大橋くん……泣あ゛あ゛あ゛あ゛!泣」
気持ちが追いつかなくて、ずっと泣いた。でも、大ちゃんはきっと笑ってた方が喜ぶ。必死に涙をこらえ、話したことを大橋くんに伝える。
流 「お..はしくん。僕ね、大ちゃんに言われたの。」
『俺と結婚して下さい。』
どんなに離れていようが、変わりない。彼は大切なメンバーであり、この世で1番大切な旦那でもある事。大ちゃん、沢山の幸せをありがとう。
あいしてます。
はい!一応完結です!長かった!笑 わたくし初めて完結させました〜!
お話最後まで読んでくださった方ありがとうございました😭良ければ感想お待ちしてます!一段落したので連載のリクエストも下さると嬉しいです!
それでは👋!
コメント
11件
めっっっちゃ泣けてきます🥲🥲🥲🥲 作品最高でした😸😸😸 フォロー失礼します‼️‼️🙏🏼
こんなん号泣不可避よぉ😭 最高… この連載の番外編リクあるんだけどいいかな?