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「ママ!パパ!」

「「朝日!?」」

「なんでここに..?」

「サンタさんが連れてきてくれたんだ!」「ママ、パパ、僕と一緒に思い出作ろ?」「思い出?」

「朝日くんのお母さんとお父さんですか?」「あなたは…?」

「私は先程朝日くんが言っていたサンタクロースです」

「サンタクロースって存在しないはずじゃ…」

「それは企業秘密です」

私はそう言いながら自身の口に人差し指を当てる。

「それより、朝日くんが私に望んだプレゼントは『家族との思い出』です」

「まさか…」

「はい。朝日くんは寂しかったんです」

と、私が言うと

朝日くんのお母さんとお父さんの顔が

どんどん青ざめていった。

「朝日!ごめんね…」

「ママ?なんで謝るの?」

「パパもなんでそんな顔してるの?」

「それより早く思い出作りしよ?」

「そうね!」

「今日の仕事は終わりにしよう!」

「やったー!」

「では、ある場所に向かいましょう」

「どんなところ?」

「きっとみんなが楽しめるはずだよ」

「そうなの!?楽しみ!」

雲の下で振り返る思い出

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