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多分軍パロ。
⚠️キャラ崩壊あり⚠️二次創作です⚠️作者は関西人ではありません⚠️腐ではないです
それでもってか、なんでもOKの神様は、このままスクロールをお願いします。
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しんぺい神side
やってしまった。ミスをした。
あわてすぎて、薬品棚に置いておいた薬を、取り間違えてしまった。
幸い、年齢別の薬を取り間違えたから、対応はすぐに出来た。
が、医者のミスは、患者の危機に繋がる事がある。
みんなは、「気にするな」「誰だってミスはある」なんて、励ましてくれた。
でも、医者はミスをしてはダメ。人の命を、預かる仕事だから。
でも。ダメ。
思考がどんどんマイナスな方にいく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーショッピside
最近、しんぺいさんの様子がおかしい。
暗いオーラが、まとわりついている。
鬱軍団で外食に行ったとき、鬱兄さんから、理由を教えて貰った。
ちょうど、俺とチーノとエミさんで、約1週間旅行に行ったときだったらしい。
少し重い風邪になった一般兵に渡す、年齢別の薬を間違えたらしい。
幸い、対処が早かったため、その一般兵には、なんの不調もなかったそう。
「へぇ〜それで最近、ペ神の元気がないんすか」
「そ。だから見かけたら、優しく話しかけてあげてな」
「話しかけたら、逆効果じゃないんですか?」
「いや、ここんところ、医務室に篭ってばっかなんよ。みんな、心配で心配で。後輩のおまえらから、声掛けたら、なにか変わるかなって」
あー重症だ。
鬱兄さんの話を聞いていたら、イヤな予感がしてきた。
話の様子なら、大分弱ってるよな。なら、何かに取り憑かれても、おかしくない。
明日にでも、医務室に行ってみるか。
でもまだ、ご飯を食べてるらしい。よかった。
これで、身体まで弱っていたら、取り返しがつかなく無そうだった。
あっぶね。
それから、俺たちは軍に戻った。
ちなみに、鬱兄さんが奢ってくれた。
あざす!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最悪なことが起きた。
しんぺいさんの手術ミスで、一般兵が死んだらしい。
ちょうど俺が、任務で3日出ていた間に起きたらしい。
俺は今、報告を終えた後。
グルッペンさんやトントンさんの様子がおかしいから、チーノを問い詰めた。
チーノも、様子がおかしかったから、すぐに教えてくれた。
で、ただいま大先生とひとらんさんにお粥を教えてもらい、それを医務室に運び中。
チーノ曰く、食堂にも顔を出さなくなったらしい。から、なんも食べてなさそう。
お2人のお墨付きのお粥だから、味は大丈夫だと思いたい。
両手が塞がっているから、そばに居たクソ先輩に開けさせた。
両手が開いてれば、ナイフ投げれたのに。
仕方なしに、足の拗ねを蹴っておいた。
「失礼しまーす」
医務室の中は、カーテンが閉まっていて、薄暗かった。
お粥をテーブルに置き、しんぺいさんを探す。
「しんぺいさん?」
しんぺいさんは、薬棚の整理していた。
こっちに気づいたのか、紙越しでもわかる、The不健康な顔つきをしていた。
あぁ。ご飯食ってないな。合ってた。合って欲しくなかったけど。
「あっ、ショッピくん。どうかした?」
務めて笑顔にしようとしているみたいだが、作り笑いが見え見えになっている。
心の中でため息をついてから、持ってきたお粥を指さして、持ってきたと伝える。
「お粥作ったんで、食べてくれないかなって」
それでも、
「ありがとうね。食べとくよ」
といい、また薬品棚の整理を再開した。
それ、食べないやつです。
今出ていけば、食べて貰えないよな。じゃ、食べてくれるまで、いるか。
その辺に置いてあるパイプイスを開き、しんぺいさんが見える位置に座る。
その行動に驚いたのか、しんぺいさんが目を見開いて、こちらを見た。
「どうしたの?なにかある?」
出ていかない俺に、また作り笑いで話しかける。
「食べて貰えない気がするので、ちょっとでも食べて貰えるまで、いようかと」
また驚き、「仕事は?」と聞かれた。
「今、3日間の任務から帰ってきたところです。だから、2日3日は休みです。なんで、大丈夫です」
本当は、明日までが休み。でも、それだと、押し切られる自信がある。から、嘘をつく。
まあ、書類は来月分までできてるけど。報告書は、もう書いた。
つまり、ヒマ。
俺が動く気無いのに気づいたのか、諦めたように、俺の前に座った。
「わかったよ。食べるよ」
そう言って、ゆっくりとお粥を食べ始めた。
その間、俺はカーテンを、開けて回る。
こんなに締め切っていたら、悪霊退散出来ない。あと、身体に悪い。
「ん。美味しい」
しばらく食べてなかったのか、すぐに完食してくれた。
ちょっと塩分高めたり、野菜とか肉とか、健康第一のお粥だから、腹にも溜まるとは思う。
「ありがとうございます。大先生とひとらんさんに、教えて貰ったんです」
「へぇ〜器用だね。ご飯、ありがとう」
よかった。
パイプイスを片付け、食器と小鍋を持ち、医務室を出る。
「そういえば、今日の夕食、大先生がグラタン作るって言ってましたよ」
これは、お粥を作ってる時、大先生が呟いていたのを聞いた。
大先生の料理は美味しいから、人気がある。
「そっか。ありがとうね。ちょっと元気出た」
来た時よりも、明るくなった声で、返事をしてもらえた。
よかった。
食堂に行くと、ちょうど昼食の時間で、みなさんが集まっていた。
空っぽの小鍋を見て、みなさん驚いていた。
しんぺいさん、そんなに食べてなかったのかよ。元気になったら、怒られそう。
みなさんからは、めちゃくちゃ褒められた。
「よくやった」
「よかった。これで餓死はなくなった」
「ありがとう」
「ナイス」
エトセトラ。
みなさんは嬉しそうだけど、俺はまだモヤモヤ。
しんぺいさんが食べているときに見たけど、しんぺいさん、取り憑かれてた。
今日、また夢経由で、祓いに行くか。
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しんぺい神side
また、やってしまった。今度は、取り返しがつかない。
一般兵を、死なせてしまった。
弾の摘出手術で、失敗をした。
前々から、些細なミスを繰り返していたため、ダメージが大きい。
そのことから、申し訳なさで、食事も喉を通らなくなった。
わかりやすい、精神的病だろう。
そう思いつつも、どうしたらいいのか、わからなくなった。
やっとの思いで寝ると、不思議な夢を見た。
よくわからない、真っ暗な空間で、ただポツンと立っていた。立っているのか、浮いているのかは、わからない。
そして。
様々な方向から、違う声が聞こえてきた。
声は違えど、言っていることは同じ。
『おまえのせいで、何人も困っている』
ずっと、頭の中でグルグルと響く。
きっと、これは俺が死なせてしまった一般兵や、ミスで困らせた人達の声だ。
そこで、夢は終わった。
だが、寝ればこの夢を見る。
何日も。何日も。
なにかに集中したくて、いつも医務室をキレイにしている。
今日は、薬品棚の整理をしている。
「しんぺいさん?」
後ろから、若い声が飛んでくる。
振り返ると、心配そうな顔をした、ショッピくんが。
「あっ、ショッピくん。どうかした?」
明るく、元気に振舞おうとしたが、どうしても、作り笑いになる。
それでも、何も言わずに、テーブルを指さし、用を伝える。
「お粥作ったんで、食べてくれないかなって」
優しいな。きっと、食べてないことに、気づいたんだろうな。
「ありがとうね。食べとくよ」
そんなに食べれる気もしないし、最悪吐いてしまうかもしてれないから、そう言って、整理を再開する。
すると、後ろから、ガチャガチャという音がした。
振り返れば、パイプイスを広げ、ちょこんと座ったショッピくんが。
「どうしたの?なにかある?」
驚きつつ、作り笑いをしながら聞くと、淡々と言う。
「食べて貰えない気がするので、ちょっとでも食べて貰えるまで、いようかと」
これには、また驚いてしまった。
「仕事は?」と聞くと、あぁ。と。
「今、3日間の任務から帰ってきたところです。だから、2日3日は休みなんです。なんで、大丈夫です」
頬を掻きながら、スッと答える。
あぁ。嘘ついてる。
頬を掻きながら話すときは、彼は嘘をついているとき。
動く気がないようで、このままだと、彼も食べ損ねる。
仕方ない。なるべくゆっくりと、お粥を食べてみよう。せっかく作ってくれたし、チャレンジしよう。
「わかったよ。食べるよ」
そっと、1口食べてみる。
「ん。美味しい」
野菜や肉もあって、健康にもいい。味付けも、濃くも薄くもない。
すごいな。
「ありがとうございます。大先生とひとらんさんに、教えて貰ったんです」
カーテンを開けて回った彼は、嬉しそうに、頬を緩めた。
「へぇ〜器用だね。ご飯、ありがとう」
何故だかわからないが、全部食べれて、吐き気も何も無い。寧ろ、元気になった。
魔法使いか、なにかなのかな。
パイプイスを片付け、食器や小鍋を持って、彼は医務室を出ていった。
出る際に、思い出したように言った。
「そういえば、今日の夕食、大先生がグラタン作るって言ってましたよ」
「そっか。ありがとうね。ちょっと元気出た」
お礼を伝えると、嬉しそうに、医務室を後にした。
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ショッピside
しんぺいさんに憑いている、よくわからない悪霊のいる夢。
真っ暗で、いたるところに目玉がある。キモ。
偶然(偶然だからね)持っていた、霊に効く閃光弾を、思いっきり地面にぶつける。
投げると同時に、半ヘルとゴーグルをさげる。
それでも、隙間からピカッと光が見える。
強すぎたかな。まあ、いっか。
半ヘルをあげると、目玉が消えていた。
「よし」
さてはて、 ここの主はどこにいるんやろ。
と、思っていたら、目の前に、大きな目玉が出てきた。
「わーデッカ」
目玉親父なんか、比にならんな。
まあ、いいや。
「んじゃ、さいなら。もう関わんなよ」
愛用の携帯斧を取り出し、思いっきり真っ二つにする。
いやー汚れるなぁ。人間の血は赤だけど、霊とかは、緑や青やで、色か違う。落ちにくいけども。
話、なんもしてなかった。
ま、いいや。これで、しんぺいさんが元気なればいいけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしんぺいside
あれから、よくショッピくんがご飯を作り、持ってきてくれた。
持って来る度に、1口でも食べるところを確認しないと、帰る気がないみたいで、段々と食べれるようになった。
たまに、ひとらんファームの動物たちを連れてくるからか、元気も出てきた。
「いつも、ありがとうね」
「いえいえ。しんぺいさんが、元気になるなら、安いもんなんで」
本当に、優しいな。
ショッピくんが遊びきた時、昼食に一緒に行った。ら、今の俺よりも、不健康なトントンやトントンがいて、「ヤバいな」と思ってしまった。
それよりも、久しぶりに会えたと、喜んでくれたけどね。怒られもしたけど、心配してくれて、嬉しかったのは、内緒ね。
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やっと。しんぺいさんの、負のオーラはキレイサッパリ。消えていった。
まあ、俺がメシ持っていったら、元気出たという、謎発言を貰ったけど。
俺が作ったのは、ただメシ。
栄養失調が、酷かっただけです。
しんぺいさんを元気にしたお礼と言って、グルッペンさんに、バイク買って貰った。
めっちゃいいやつ。嬉し。
もう、誰も憑かれないといいけどな((((これ、フラグか?
ま、いっか。
♡×40
また長くなりました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。