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バレンタイン編
学校
瑠璃「…チョコ…渡せるかな…」
「あ、赤葦くん!これ!」
赤葦「ありがとう?」
「私のも受け取って!」
「精一杯頑張って作ったの!」
瑠璃「…」
やっぱりそうだよね、赤葦モテるし……
渡せれるといいな
そして、赤葦と何時もの、のように屋上で一緒にお昼を過ごそうと思っていたけど、今日に限って赤葦は部活で集まりがあるらしく、一緒に過ごせ無かった。
なんでこんな時に!!!
そして、放課後になってしまった。
屋上
瑠璃「……はぁ…結局渡せなかったな…」
でも、他の女子からも貰ってるし…私のチョコはいらないよね
考えていると、扉が開く音がした。
赤葦「あ、やっぱり居た」
瑠璃「な、なんで!」
赤葦「今日、あんまり話せてなかったし。それになんか、様子が変だったから」
赤葦は此方に近づいて来て、隣に座った
赤葦「何かあった?」
瑠璃「ッ……今日…バレンタインなの知ってるでしょ?」
赤葦「そうだね」
瑠璃「……君さ…チョコ貰いすぎ…」
赤葦「…?まぁ、確かにいっぱい貰ったけど……食べるのが大変……」
瑠璃「あはは…笑………赤葦はさ……ッ好きな人からチョコ貰った?」ニコ
なんでだろう、自分から言い出したのに胸が痛い
赤葦「……」
瑠璃「…好きな人…居ないの?」
赤葦「…いるよ」ニコ
瑠璃「ッ…」
赤葦「でも…まだ貰ってない」
瑠璃「…そ…っか…」
赤葦は人気者だから貰ってるのかと思ってた。
赤葦が好きな人は…どんな人なんだろう、何年生?後輩なの?同級生なの?それとも先輩なの?…どうしても…知りたくなる…。
瑠璃「……ねぇ…」
赤葦「ん?」
瑠璃「…要らなかったら要らないって言ってね…」((チョコを渡す
赤葦「…!!」
瑠璃「…ッ/////い、何時も話し掛けてくれるし…その一緒にも…いてくれる…そのお礼だから!/////」
赤葦「……ふッ笑ありがとう笑」((受け取る
瑠璃「…!/////」
赤葦「良かった…貰えないかと思った」
瑠璃「…え?」
赤葦「…笑」
赤葦はチョコが入ってる四角形の箱で口元を隠して、くすりと笑っていた。
何か、伝えてくれてるような気がした。
赤葦「そろそろ帰ろうか、暗くなる前にね」ニコ
瑠璃「え、…あ、うん。部活は?」
赤葦「今日は休み、だから一緒に帰れるよ」ニコ
瑠璃「ッ/////」
ドキッと胸が鳴る、まだ私の気持ちは気づかない。
赤葦「…笑」
貰えないかと思ったけど、よかった、ちゃんと貰えた。俺の好きな人は、照れ屋だなぁ
バレンタイン編: 終