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「あるお屋敷で起きたヴァンパイアと人間の秘密」
ある雪の降る日、男女複数人の大学のサークル仲間で別荘に思い出作りのため遊びに来ていた。楽しくワイワイ遊んでる中、その中の一人が「そういえば、みんなこの話知ってる?昔から都市伝説としてら言われてるんだけど、この森の中に一本だけ金色の木があるんだって!次トランプで負けた人が罰ゲームとして探して写真撮ってきてよ!」と遊び半分で言った。周りのみんなも賛成ムードで「いいね!」という声が飛び交う。その後より一層盛り上がり、ゲームをした結果、一人の女の子(はるか)が負けてしまった。一人で行くのは嫌だけど罰ゲームだし仕方ないと割り切り、はるかは探しに行くことにした。
外に出ると雪が積もっており足場が危うい状態だ。気をつけて前に進んでいるとある時突然足を滑らせてしまった。滑り台のように滑り落ちる。「キャアアアア…!」幸いどこも怪我はしなかった。
はるか「ふぅ、よかった」
安心して目を開けると、目の前には大きなお屋敷があった。辺りを見回すとさっき居た別荘も見当たらず、辺り一面雪景色だ。
はるか「ここ…どこ…?」
コウモリの鳴き声が鳴り響き、どこか不気味だ。はるかはお屋敷に誰か人がいないかと思い、助けを求めることにした。御屋敷のドアをコンコンとノックする。すると゛ギィィィィ゛という音ともに重たそうなドアが開いた。中に入った途端ドアが゛バタン…!゛とずっしりした音を立てながら閉まった。はるかは怖くなりドアを開けようとするが、ビクともしない。後ろから視線を感じ振り返ると、牙を光らせたヴァンパイアと思われる人が二人が立っていてこちらを見つめている。はるかは怖くて固まってしまっていた。
ヴァンパイアA「やっほー✩ようこそ!僕らの世界へ」
はるかは状況が理解出来ず、助けを呼ぼうと携帯をポケットか取り出す。すると全く繋がらない。
はるか「え、圏外…?嘘でしょ…どうしたらいいの…」と絶望する。
ヴァンパイアA「なに持ってるの?というか、牙がない…もしかして人間?」
ヴァンパイアB「ここに人間がくるなんて初めてですね…どういう縁なんでしょうか…」
などひそひそ話している。
はるかは携帯も使えないこの状況下でどうしたら現実世界に戻れるか頭の中で状態を整理する。(ドアは開かないから外には出られない…どこか出られる窓を探す…?でもどうやって…そうだ、この人たちと仲良くなるしかない…仲良くなったら隙を見計らって窓から逃げよう…)と考えた。
はるかは勇気を出してヴァンパイア達に話しかけた。
はるか「あ、あの…ト、トイレってありますか…?」
ヴァンパイアA「あっは笑初めて口を開いたと思ったらトイレの場所聞くんだね笑ごめんごめん笑っちゃって笑」
ヴァンパイアB「トイレはあちらです。案内します」
はるかはトイレに向かった。トイレから出られる窓はないか探してみるも見当たらない。はるか(私はここにどれだけ居なくちゃ行けないんだろう…?)長くいたら怪しまれるのでとりあえずトイレから出る。
ヴァンパイアA「お~戻ってきたね✩早速だけど俺達の名前くらい知っとかなきゃだと思うから自己紹介させてもらうよ!僕はシュウ!」
はるか(金髪でチャラそうなこの人はシュウって言うんだ…)
ヴァンパイアB「僕ははレイといいます」
はるか(さっきのシュウさん…?とは正反対だなぁ…知的なイメージ…レイさん…)
シュウ「俺らの自己紹介も終わったことだし、君は?名前はなに?」
はるか「あっ、えっと、はるか…です…」
シュウ「はるかって言うんだ!おっけーりょうかい!はるかって呼ぶね!」
レイ「はるかさん…了解致しました。」
はるか「あっ、あのシュウさんとレイさんは誰なんですか?どうしてここにいるんですか…?」(状況が飲み込めなくて意味分からない質問しちゃったかな…私…)
シュウ「まあここが俺たちヴァンパイアの家だからかな〜ねえてか、さんずけとか距離感じる!呼び捨てでいいよ!なあレイ?さんずけってなんか嫌だよな笑」
レイ「僕はどちらでも…」
はるか「いきなり呼び捨てはちょっと…」
シュウ「え〜そうなの?じゃあせめて君ずけで!」
はるか「分かりました…シュウくん…レイくん…」
シュウ「うん!その方がいい!すぐには難しいと思うけどなれたらタメ語で話しちゃって✩」
はるか「はい…わかりました…!」
(シュウくん…距離詰めるの上手いなあ…レイくんも落ち着いてるし2人とも悪い人ではなさそう…)
レイ「あの…はるかさん。なぜここに辿り着いたのか聞かせてもらってもいいですか?」
はるか「はい…大学のサークル仲間と別荘に遊びに来ていて、罰ゲームで金色の木を探して写真撮ることになって…雪から滑り落ちて目の前にこのお屋敷が出てきたんです」
レイ「なるほど…。ここにもう何百年もいますが金色の木なんて見たことないですね…」
はるか「都市伝説って言っていたのでガセだったのかもですね」
レイ「どうしてここの森の別荘に来たんですか?そもそも大学の仲間がはるかさんを雪吹雪の中一人で外に行かせますでしょうか…危ないと止める人は一人も居なかったのですか?」
その言葉を聞いた途端頭の中に゛キーーン゛という音が鳴り響き、酷いめまいがした。
(大学のサークル仲間…え…まって…!私そもそも大学なんて行ってない…あそこにいた人達は誰…?知らない…どうしてあの時私は楽しくゲームをしていたの…?今思い返すとみんな知らない人なのに…どういうこと…なんなの…なにかに洗脳されてる…おかしい…そもそもどうやって別荘まで来たのか記憶もない…)
レイ「やはり…まさか…ダリアが目覚めたか…」
シュウ「ダリアってあの…?」
はるか「どういうことですか…私は一体…ダリアって誰ですか?」
(自分が怖くなり体の震えが止まらない)
シュウ「はるか、大丈夫か?」
はるか(気がつくとふかふかのベットで横になっていた)
はるか「あの…私倒れたんですか…?」
レイ「お目覚めですか。ただ今心が安らぐカモミールティーお入れ致します」
シュウ「まだ起き上がんなくていいよ、ゆっくり休んでて」
はるか(やっぱりこの二人いい人たちだ…ところでダリアって…なぜだか聞き覚えがある…)
レイ「この部屋にはトイレ、お風呂も完備しております。クローゼットの中に着替えがあるので不安だとは思いますがこの部屋でおくつろぎください」
シュウ「ひとつ言っておくけど、ぶっちゃけこのお屋敷を出た後の方が危険だと思うよ…現実世界ではないから…お屋敷内にいた方が安全な気がする!俺の勘!じゃあ!おやすみー!✩また明日な!」
はるか(現実世界ではない…?密かに自分でも感じていた。大学のサークルなんて居ないし不可解なことか多すぎる…とりあえず今日は疲れたので眠ることにした)
次の日
はるか(フワァ…起きた、やっぱりまだお屋敷のままか、夢かと思いたかったけど違ったみたい…昨日来た時は怖くて逃げたいとしか思わなかったけど、今は違う。こんな簡単に信じていいのか分からないけど、二人はいい人だし…それにダリアって名前にも聞き覚えがある…とりあえず今のわたしにできることは別荘に来た経緯。なぜ来たのか、罰ゲームで負けたのも運命?私となんの関係があるんだろう…)
はるかは部屋を出た。階段があったので降りてみる。
シュウ「あっ!はるか!おは!✩」
レイ「はるかさん、おはようございます」
はるか「おはようございます」
レイ「朝食パンかご飯どちらがよろしいでしょうか?」
はるか「あっ、えっとパンで…ありがとうございます」
はるかは昨日気になったことを聞いてみた。
はるか「あの…昨日言っていたダリアって…誰なんですか?」
レイ「あぁ… まあ簡単に言えばヴァンパイア界の女性の方です…」
はるか「仲が悪いんですか?」
シュウ「おう、まあな。俺ら含めヴァンパイア達数十人でダリアと戦って俺らが勝ったんだけど人間の君がここに来たから生き返ったんじゃないかって…」
はるか「私がここに来たから…?」
シュウ「まぁはるかが気に止めることはないよ。この御屋敷の中にいる限りバリア貼ってあるから無事だ」
はるか「そうなんですか…?ですがダリアって名前なんだか聞き覚えがあるんです…確証はないんですけど…」
レイ「やはり嫌な予感が…」
シュウ「ぶっちゃけはるかがこのお屋敷に来た時さ、俺らもびっくりしたんだよね。最初はお仲間かなと思ったけど、はるか牙ねえしさ、なんか怯えてる様子だったしさ。でも人間がこのお屋敷にたどり着くことはまず無いんだよな。」
はるか「それってどういう…」
レイ「あの、はるかさん…大学のサークルの人も知らない人だったんですよね?別荘に来るまでの記憶もないとか…。あの…ないとは思いますが右手首の内側見せて貰えますか?」
はるか「え?あっ、分かりました…」
袖をまくってみる。そこには入れたはずのないお花?のタトゥーがあった。
はるか「え…なにこれ…これはなんのお花ですか?」
レイ「やはりそうでしたか…」
シュウ「俺の予感当たってたな…人間のはるかがここに来られる訳がなかったんだよ最初から」
レイ「やはり…人間のあなたがここに来た縁…ダリアの名前に聞き覚えがあるという発言…おかしいと思ったんです」
はるか(こ、こわい…なんなのこれ)
はるか「あの、なんなんですか?このお花」
レイ「その花は…」
シュウ「ダリアだ。」
はるか「…!」
シュウ「さっきダリアは女って言っただろ?見た目は綺麗で気品溢れるヴァンパイアだったんだが、ある日突然変わっちまってな。多分だけど誰か男に裏切られたんだろ。愛の逆恨みってやつ。そっから男のヴァンパイア全員に敵対心を持って俺らにも攻撃してきてたって訳。それで急変したダリアを放っておいたら他のみんなの命が危ないって訳で勝負してやっつけたんだ。だけど…生き返ったようだな…どうやって…」
レイ「はるかさん、驚かずに聞いてください。あなたの体にダリアが乗り移っています」
はるか「え…どうしたらいいんですが…私はどうなるんですか、ここから一生出られないんですか…」
(私は血の気が引いた…私の体にダリアが…?だから不可解なことが起きてたんだ…大学のサークル仲間も居ないし、なんなら大学すら行ってない…じゃあトランプしてたあの人たちは誰?ダリアが仕組んだ罠?人じゃなくて機械?私の幻想?どうしたらいいか分からないがダリアが私の体に乗り移ってると聞いてつじつまがあった。)
はるか「あの、私の体にダリアが入ってるってことはいつか私が私じゃなくなるんじゃないでしょうか?私があなた達に危害を与えてしまったら…どうしよう、私の体から退治する方法はないんですか?それとなぜ私の体に入ったんでしょうか…」
レイ「このお屋敷にいる限りダリアが出てくることはありません。このお屋敷はダリアが万が一生き返った時用にお屋敷内に入ってこられないように目には見えないガードを敷いていたんです。なのではるかさんが逃げようとこのお屋敷から出た途端はるかさんの体からダリアが出てこようとしているのかもしれません。計画的ですね。はるかさんの体に乗り移り、御屋敷まで来させる。そこで逃げ出した途端はるかさんの体から目覚めようと…。体に入ったのは特にはるかさんではないとダメなどという理由はないと思います。ただダリアは女性なので女性の体にしか入れない。だからあなたの体に入った。ただ単に運が悪かったんでしょう…迅速に撃退する方法をお調べいたします…時間はかかると思いますが…」
はるか「分かりました…でしたら私はここの御屋敷の中に大人しく薬が出来るまで居ればいいんですね…?そしたらダリアが出てこない…」
レイ「ええ、ですが乗り移られている人間の体は持って一年だと…一年経つと人間の魂はなくなり乗っとたものいわゆるダリアの体になると…前に本で読んだことがあります…」
はるか「え…一年って…」
シュウ「おいレイ、不謹慎なこと言うな、一年以内に撃退する方法を見つければいいんだろ?見つけてやるよ。だからはるか、精神を強く保て。気弱になるとダリアの思うつぼだ。」
はるか「そうだよね、、絶対ダリアの体にはさせない、これは私の体。私はまだまだ将来やりたいことが沢山あるの…それにシュウくんとレイくんのためにも私が気を強く持ってダリアを出させないようにしないと…!」
シュウ「おう!その意気だ!ちなみにタメ語で話してくれたな!嬉しいぞ✩」
はるか(こんな時におちゃらけて…でもシュウくんなりの気配りだよね。そういう対応してくれた方がこっちも気楽に考えられる、気楽に考えるような事ではないけど気楽に考えなきゃやってけないからね…)
はるか「ありがとう。シュウくんのおかげで気が少し楽になったよ。」
シュウ「全然だぜ✩ もうこうなったら弱気になる暇はねえな、俺たち2人とはるかでダリアを撃退する方法を探していこう。」
レイ「そうですね。はるかさんの事を絶対にお助けしなければ」
はるか「なんだか心強いです、体の中に入ってるのは怖いですが、私もできる限り精神を強く保ちます。 あとそれと…昨日はお二人のこと怖いとしか思えなくて逃げる方法を考えていたりしてごめんなさい…一日話しただけでもお2人がすごく素敵な方だと感じました。私もお二人のこと必ず助けます!ダリアを外に出さない絶対に…!」
〜半年後〜
あれから特になんの代わりもない生活をお屋敷で続けている。
私の体も不調もなく平和な日々だ。
ヴァンパイアの二人に聞いたところ、はるかがいる現実世界の時間は私が別荘に来た日から止まっているらしい。なので親や友達が心配する恐れもないから気が楽だ。絶対に生きて帰るんだから…!
シュウ「はるか!レイ!これ見て!黄色水とピンク水と水色水と隠し味に桜の花びらを混ぜて飲むと乗っ取られた人間の体に効く…って書いてあるぞ!!やっと見つけた!!」
レイ「おぉこれは…!よく見つけましたねシュウ。さすがです。」
はるか「え!見つけたの?嬉しいありがとう本当に感謝しきれない…」
シュウ「隠し味にさくらの花びらか…どこにあるんだ…」
レイ「黄色水、ピンク水、水色水、はありますが桜の花びらですと…人間界にしかないですね…」
はるか「桜の花びらは春になったら咲く木だよ!ここら辺には桜の木はないよね…」
シュウ「ねぇな…探すしかねえな、」
はるか「あ!ねえ!そうだ!私が別荘に行った日に持ってたカバンの中に私が現実世界からずっと読んでた小説があったはず!その中に…あった!これ!枯れてるけど桜の花びらを押し花にしたしおり!枯れてる桜の花でも大丈夫かな…?」(神様お願い…!)
レイ「この本には枯れてるのはダメとは記載してないですね!ってことは、、」
シュウ「作れるのか?!可能性はあるよな?!」
レイ「そうですね、早速作ってみましょう!」
はるか「良かった、、嬉しい本当に」(嬉しくて涙が止まらない)
シュウ「はるか!目から出てる水なんだ?」
といって小さい瓶に私の涙を溜めているシュウ。
はるか「え、涙だよ?」
(もしかしてヴァンパイアは涙でないのかな…?)
シュウ「おう、はるかの想像通り涙?ってやつは出ねえんだ笑だからビックリしちまって瓶に溜めちまった笑」
レイ「笑笑」
はるか(レイくんが笑ってるの初めて見たあんな優しい顔するんだ…)
シュウくんとレイくんが乗り移りを撃退する薬を作ってくれてる間に私はヴァンパイア界の薬の作り方の本を読んでいた。
はるか(へぇ〜目薬はピンク水と緑水で作るんだ… 体がだるい時は黄色水とオレンジ水 ゛人間になるためには…?!ピンク水と秘密の材料゛人間の涙゛を飲むと人間になれる。人間の人がヴァンパイアを見つけ出すのは一パーセントと言われているので無理だと思いますが…って書いてある…けど私の体にはダリアが乗り移った。だからお屋敷が見えてヴァンパイアの二人に会えた。ダリアが出てきてなくて私の意識の時に出た涙は人間の涙だよね?!そしたらあの二人も人間になれるのかな?)
この事を二人に伝えた。
シュウ「人間になれるならなりてえけどよ、、涙って…なんだ…あ!え?!さっき俺が瓶に詰めたこの水か?!」
レイ「はるかさんの意識の時に出た涙なので゛人間の涙゛ということになりますね。では僕らも人間になれるのですか?なんというご縁でしょう…」
シュウ「レイ!この薬も作ってみようぜ!はるかの体の中からダリアを消しされて、俺らも人間になれたら、最強じゃん。嬉しすぎて俺らも泣きそうだよ、涙でねえけど笑人間になれる方法があったなんて…はるかが来る前までは涙ってのがわかんなくて人間になることを諦めてたんだ」
はるか(二人がこんなに喜んでる姿を見て自分の事のように嬉しいよ)
そして…
乗り移り撃退の薬、人間になれる薬
が完成した。
私たち三人はドキドキしながら薬を見つめる。
乗り移り撃退の薬が効いた時の変化は、
手首のタトゥーが消えるそうだ…
人間になれる薬が効いた時の変化は、
牙が消えるそうだ…
シュウ「ねえ、誰から飲む…?半年間探し求めててやっと完成して、しかも人間になれる薬まで作れて…マジ嬉しいんだけど」
はるか「みんなで一斉に飲もう…!」
レイ「そうしましょう…!」
はるか「ねえちょっとまって!これを飲んで全員が成功したとするじゃん?そしたらこのお屋敷からはどうやって出るの?現実世界の入口はどこにあるんだろう」
レイ「ふふ笑それはきっとこのお屋敷のドアを手で開けることが出来たら現実世界にワープするんですよ笑 はるかさんが来た時もドアをノックしたら勝手に開いて入ったら勝手に閉まったでしょ?このお屋敷のドアは手動では開かないんです。僕達もこのお屋敷から外に一歩も出れたことはないですし笑まあ僕達はヴァンパイアなので外に出ようとかそういう概念すらなかったのですか…笑なのでこのお屋敷のドアを手動で開く事が出来たら、このお屋敷ヴァンパイアの世界は終了とし、現実世界へ行けるんだと思いますよ。はるかさんが別荘とやらにどうやって来たか記憶も無いのも納得ですね。ダリアに体を乗っ取られ人間世界からワープしてきたんですから」
シュウ「なんか難しいな!笑とりあえず飲もうぜ!」
(これで本当に人間になれるのか…?とりあえずなれることを祈って飲もう)
はるか「分かった!とりあえず飲もう!」
そして、はるか・シュウ・レイ
はそれぞれの薬を一気に飲み干した。
はるか「ね、ねぇ…」
シュウ「タトゥーなくなってるか?頼む…」
レイ「タトゥー消えてますように…」
はるか「なくなってる!!!!!!!」
(嬉しい本当にやっと解き放たれた)
シュウ&レイ「よかった!!!!!!成功したな!!!!」
(シュウ君とレイくんが満面の笑みで笑ってる…本当にありがとう。撃退の薬を探し続けてくれて…二人とも大好き。)
そんな二人を見てはるかはあることに気づいた。
はるか「ねえ!!!」
シュウ「ん?よかったな!!ダリアが消えて本当によかった」
レイ「本当に良かったですね!薬を探した甲斐があります。」
はるか「それもそうなんだけど、
二人とも…牙!なくなってるよ!!」
シュウ&レイ 「え…?
やったあー!!!!」
こうして、はるか、シュウ、レイ、はそれぞれの薬の調合に成功し無事ダリアは消え、はるかの涙により人間になったシュウとレイは、はるかと同い年二十歳の人間になり、三人は現実世界で一緒にルームシェアして暮らし、幸せな日々を送っています♡
ヴァンパイアの頃の記憶はありますが、他人に行ったら変な人と思われるので3人の秘密にしているそうです。
ダリアさんがほかの人に乗り移らないように祈っています。
これを読んでいるあなた、次はあなたに乗り移られるかも? 以後お気をつけを。
〜完〜 コットンキャンディー