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柚菜と一緒に冷食コーナーを見てまわる。
ピコンッ
そのとき、私のスマホに通知が届いた。
双子とかだったらあとででいいか。
そう思い、画面を確認するとお母さんからだった。
パパッとロックを解除してトーク画面を開く。
母【今仕事終わった!悪いんだけど、まだ間に合うなら卵が少ないから卵も買って帰ってくれない?】
OKスタンプだけ送って柚菜に声をかける。
は「柚菜、卵コーナーにいくよ」
柚「たまご、あっちだよー」
柚菜が指を指して教えてくれる。
知ってるよー。
柚菜に手を引っ張られ卵コーナーへいく。
ずんずんと進んでいく柚菜がピタッと立ち止まり、声を発した。
柚「あ!りんくん!」
え、りんくん?
と呆気にとられていると、柚菜が卵コーナーへと走っていった。
は「あっ、ちょ、柚菜!走らないの!」
早足で柚菜を追いかける。
はぁ、と息を吐き卵コーナーへ到着する。
柚「りんくん何してるのー?」
凛「ん?買い物だよ」
そこには微笑んで柚菜の頭をぽん、と撫でる涼風くんがいた。
どくん、と胸が鳴った。
涼風、くん。
黒のパーカーが白い肌に映える。
眼鏡もしておらず、その綺麗な瞳が顕だった。
凛「あ…」
涼風くんはこちらに気づいたようで、その瞳に私が映る。
柚「りんくん?お姉ちゃん知ってるの?」
柚菜が不思議そうに首を傾げる。
知ってるもなにも…
は「クラスメイトだよ」
凛「いや…..知らない…」
えーーー!!?!?!?
なななんで!?
そんなに私と知り合いたくないんですか!?!?!?
柚「???どっち??」
凛「…..」
柚菜は不思議そうに私と涼風くんを交互に見る。
あぁっ、やばい、すごい気まずい。
どうしよう。どうしよう。
気まずすぎる….。