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※この物語はフィクションです。

実在の人物及び団体等とは一切関係ありません。


〈5話〉

顔を上げると、ウサギが――。

ウサギが、うつ伏せに倒れていた。

「ちょ、ちょっと……?」

おそるおそる声をかけると、返事の代わりにウサギのお腹が鳴った。

ぐう、と間の抜けた音に、目を丸くする。

ウサギはしばらく倒れたままの格好でいたけど、やがて小さく唸りながら仰向けに転がった。

「……不覚。まさか、こんなところにトラップがあるなんて」

「ここ、あなたの家でしょ」

思わず強めに言っちゃって、慌てて口を塞ぐ。

けれどウサギの 綻(ほころ)んだ唇からは、控えめな笑い声が漏れた。

邪気のない穏やかな声は、私の心の緊張を少しだけ緩めた。

それでも警戒を解くまいとしてたのに、またウサギのお腹が鳴って、緩んだ緊張の糸はしばらく元に戻せそうもなかった。

ウサギの傍には、ビニー********

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ウサギの部屋のアリス

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コメント

5

ユーザー

想像通りだったか...カッコいい!

ユーザー

ぐっ…ウサギめ…急に好きとか言い出すなよ…

ユーザー

こういうの大好物♡

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