テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「よっ、待たせたな」
サングラス、真っ白な歯、がっしりとした体つき、50の星が瞬く右目。
アメリカがピストルを撃ったのだ。
「我の出番を奪わないヨロシ……ところでお前ら大丈夫アルか?」
続けて武術の構えの姿勢をとった中国が到着した。
「どりゃ一!」
「この場は僕がもらったよ」
「兄さんはどこ?」
ウィップメイスを振り回す韓国、次々と爆弾を投げ込む北朝鮮、斧を手にしたままアメリカを探すカナダ。
そして、父親の盟友の、弟。
日本の姿が見えた。
「北朝鮮さん、おとりの爆弾をお願い」
「西に協力したくはなかったが、世界規模の危機となれば仕方あるまい」
ライヒタングルが爆発音に気を取られているうちに、エストニアがスタンガンで動きを止めた。
「この俺が動かない的を外してどうする」
フィンランドがそう言って不敵な笑みを浮かべ、一発も外すことなくスナイパーを撃った。
「オランダにしたこと、まさか忘れていないよね?」
「お兄様を傷つけた罰です」
「避けられると思うなよなんね」
「情熱の国、舐めないでもらっていいかな」
「ロシアのこと、絶対許さない」
「西の勢力が入ってくるのは嫌アルね」
「久しぶりに好きなだけ暴れられるなぁ」
「斧で初めて木以外のものを斬ったかも……!」
「おいおいブラザー、本当なんだろうな?」
「この崇高なる王国が負けてたまりますか」
「大切な友人を失いたくなんてありません」
「お母様、待っていてください」
皆が一斉に攻めた攻めたすぐ後、ライヒタングルへの道が開けた。
__お前の意志で、トドメを刺せ。私のような間違いを、お前にはしてほしくない。息子の戦争が終わって、自分にも他人にも無理強いをしない、優しい国として生まれたのではないか。私や私の息子のような罪は犯さないと、誓ったのではないか。お前は、自分自身との約束も守れないのか。
「そんなの、守れるに決まってるだろ」
俺はチェーンソーを最大レベルで起動し、ライヒタングルへの道を一気に駆け抜けた。
「これで終わりだ!!」
29
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!