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清斗 視点
ky「コンちゃんおはよ〜」
kn「きょーさんじゃん、おはよ」
ky「あいつ大丈夫かな」
kn「らっだぁは大丈夫じゃない時ほど大丈夫って言うからね〜」
らっだぁや他の人がいない時には運営の4人同士をあの時の呼び名で呼んでいる。
ずっと忘れないように。
*「ピロン」
ky「ん…どりみーから連絡来た」
「あー、今日らっだぁとどりみー休むらしいで」
kn「なるほどねー、大丈夫かな」
ky「心配だけどどりみーなら平気やろ」
kn「まぁそうだね〜」
志希 視点
md「楽衣…おはよ」
「体調大丈夫そう?」
rd「うん、昨日よりはマシかな」
「ありがと志希〜」
昨日楽衣が俺の事を”どりみー”って呼んだのが気になる
無意識なのかわざとなのかがやっぱり気になる
…聞こ
md「ねぇ、楽衣」
「昨日、俺の事”どりみー”って呼んでた時あったんだけど覚えてる…?」
rd「え、志希のことをどりみーって…?」
「ごめん、覚えてないや」
無意識か…
でも記憶が戻ってきてるって事なのかな?
md「じゃあ、”らっだぁ”って聞いたことある…?」
rd「らっだぁ…」
「…昨日、夢で聞いたかも」
md「ほんと…!?」
「ねぇ、詳しく聞かせてもらってもいい?」
rd「いいけど…どうした?そんなw」
md「あ、ごめん、w」
「ちょっと…あの、知り合いでさ?」
rd「なるほど?」
「まぁ、5人いたっぽいんだけどさ」
5人。
青鬼ごっこ運営の人数とぴったり。
rd「どりみーって呼ばれてる人と、らっだぁって呼ばれてる人と、レウって呼ばれてる人しかわかんない」
「でもレウって…霊羽なのか?」
md「えっと…偶然じゃないかな?」
rd「あ、でも後…」
「5人とも皆、俺ら5人と声がそっくりだったよ」
でもやっぱり楽衣が言うんだ。
絶対俺ら運営のことだ。
md「…ねぇ楽衣、本当に何も覚えてないの?」
rd「俺が記憶喪失みたいじゃん、w」
「特に思い当たる節はないよ」
md「そっか…」
でも、もう楽衣がらだおくんだって確定した。
楽衣、早く思い出して欲しいな…
md「らだおく…じゃなくて、楽衣」
rd「ん?どした?」
md「また何かあったら言って」
rd「…うん、わかった」
楽衣はこれからまた運営のことを思い出すのかすらわからない。
けど思い出して欲しい。
md「あ、清斗達に連絡しないと」
md『ごめん、今日らだおくんと休む』
ky『りょーかい』
rd「ねぇ、そういえばなんだけどらっだぁって人さ、どんな人なの?」
md「え、らっだぁ?」
「あいつはねー、普段は静かなんだけど叫ぶとほんっとにうるさいんだよねw」
rd「えー、凄い気になるんだけどw」
本人なのになぁ…w
運営での思い出は全部なくなっているみたいでやっぱり寂しいな…
…楽衣はらだおくんそっくり。
本当は記憶があるんじゃないかって疑っちゃうほど。
何もかもが同じ。
声も、性格も、言動も。
流石らだおくんの生まれ変わりって感じ。
でも一つだけ、たった一つだけ違うこと。
らだおくんは楽衣と違って─────だっていうこと。
𝐍𝐞𝐱𝐭𓂃◌𓈒𓐍