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鶏そぼろ
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あはそ
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りおん@激遅投稿🐢
8
コメント
3件
めちゃくちゃ好きです…! 感情の表現の仕方とか話の構成とか全部ほんとに好みです😭💞 普段病気パロ全く見ないんですけど、なぜか見入っちゃって…!! めっっちゃ刺さりました!🥹💞 続きも楽しみにしてます🙌🏻
うわあ、紫の「分かんねぇんだよ」からの吐露、すごく胸に響きました。自分の名前すら出てこなくなるかもしれないって恐怖、想像するだけで息が詰まる。なつが「やっぱりな」って言ったときの諦めと悲しみが混ざったような口調も忘れられない。それでも逃げずに話そうとしてくれるのが、この二人の関係の強さだなと。次、どうなるんだろう…すごく気になります!
連日投稿!
我なりに頑張った…はず😭
第7話です!どうぞ!
※ワンク
病気(認知症)に関する表現を含みます
また、このお話は二次創作であり、
ご本人様とは 一切関係ございません
苦手な方は自衛をお願いいたします🙇🏻♀️
Episode.7
✧———✧———✧———✧———✧———✧
紫:side
朝。
目が覚めた瞬間、嫌な感覚が残っていた。
昨日のこと。
全部、夢だったらよかったのに。
「……はぁ」
重い体を起こす。
頭が、少しだけぼんやりする。
机の上に目を向ける。
そこに置いてあるノート。
開きっぱなしのページに、目が止まった。
『忘れるな』
大きく書かれたその文字。
「……」
誰が書いたのか、一瞬分からなかった。
「……俺、か」
小さく呟く。
そのはずなのに。
どこか、他人事みたいに感じた。
学校へ向かう足取りは、重かった。
できれば、行きたくない。
でも。
――行かないと、余計におかしくなる気がした。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
教室のドアを開ける。
いつもと同じ景色。
なのに。
「……」
なつが、すぐにこっちを見た。
目が合う。
逸らせなかった。
赤「……おはよ」
先に声をかけてきたのは、なつだった。
その声は、昨日と変わらないはずなのに。
どこか、違って聞こえた。
紫「……おはよ」
返す声が、少しだけ遅れる。
赤「来い」
短く、それだけ言われる。
紫「……は?」
赤「いいから」
有無を言わせない声。
気づけば、腕を引かれていた。
教室の外へ連れ出される。
人気の少ない階段の踊り場。
そこで、ようやく足が止まる。
紫「……なつ」
名前を呼ぶ。
でも。
その先の言葉が、出てこない。
赤「昨日の続き」
なつが、まっすぐ言う。
赤「ちゃんと話せ」
紫「……何を」
本当は、分かっているくせに。
赤「とぼけんな」
一歩、近づかれる。
逃げ場がない。
赤「お前、忘れてるだろ」
その言葉に、息が止まる。
紫「……っ」
否定しないと。
しないといけないのに。
赤「昨日、俺が言ったこと」
なつの声が、少しだけ低くなる。
赤「覚えてるか?」
頭の中を探る。
でも。
何も、出てこない。
紫「……」
答えられない。
沈黙が、すべてを物語っていた。
赤「……やっぱりな」
苦しそうに目を閉じる。
紫「……違う」
ようやく絞り出した言葉。
赤「違くねぇよ」
即答だった。
赤「もう、誤魔化すな」
なつの目が、真っ直ぐこっちを射抜く。
紫「……っ」
視線を逸らす。
――怖い。
全部、バレるのが。
赤「……言えよ」
その一言で、限界だった。
紫「……分かんねぇんだよ」
気づけば、声が出ていた。
「何も、分かんなくて……っ」
手が震える。
「覚えてるはずなのに」
「出てこなくて」
息が、乱れる。
「……怖いんだよ」
小さく、そう吐き出した。
「もう、自分がわかんねぇ」
声が、震える。
止めようとしても、止まらない。
「……昨日のことも」
うまく息が吸えない。
「何したか、ちゃんと思い出せなくて……」
視界が、少し滲む。
「さっきも」
言葉を探すみたいに、途切れ途切れになる。
「お前の名前、呼ぼうとして――」
一瞬、言葉が止まる。
「……出てこなかったら、どうしようって思って」
赤「…っ」
沈黙が落ちる。
「…はは」
力なく、笑う。
「やばいよな、これ」
「自分のことなのに、分かんねぇんだよ」
手が、ぎゅっと握られる。
その温もりに、張り詰めていたものが少しだけ緩んだ。
「……なぁ」
気づけば、自分から声をかけていた。
「俺さ」
喉が詰まる。
それでも、言わなきゃいけない気がした。
「……このまま、何も分かんなくなんのかな」
少しだけ、間が空く。
「……忘れたく、ねぇのに」
to be continued
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第7話読んでいただきありがとうございます!🙇🏻♀️✨
このお話は、第6話を書き終えた時から、早く皆さんに届けたいと思っていた回でした!
書ける時と書けない時の波がすごくて、リアルとも戦いながらですが、一話一話大切に書いています🥺
また次回も読んでいただけると嬉しいです!
お楽しみに〜👋