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第6話 ショッピングモールは広いね
前回までのあらすじ
美里さんが友達になった。以上。
「美里、ラキ、ショッピングモール行かね?」
「突然どうした。祐」
こいつの名前は「成井祐」(ナルイユウ)。
茶色い髪で、少しチャラい。耳にピアスをあけている。身長が高いから女子からモテる。羨ましい。
「何の話をしているのですか?」
「ショッピングモール行く話なんだけど…。何だ?シイも来るか?」
「は、はい!」
この子の名前は「佐藤しい」(サトウシイ)。
白髪ロングで、メガネをかけている大人しい女子。身長は美里さんより少し高いくらいだ。アニメや漫画が好きらしい。特にグロ系が。
「私は行きたいのですが…ラキ君はどうですか?」
「僕も行くよ。」
「決まりだな!そんじゃ、2日後の土曜日、駅前集合な!」
「は、はい!私も一緒なの忘れないでくださいね!」
~2日後~
集合時間になる前、そう30分前。僕は目覚めた。今から準備しても恐らく遅れるだろう。初めての友達とのお出かけで遅れるのは非常にまずい。そうだ。時間を止めよう。一応時間を止める能力があったような気がする。よし、叫んでみたら止まるだろ。
どうだ?外の人は?止まっている。よし!この間に準備を。あれ?時間進んでね?どゆこと?もう1回。「タイムストップ」…動いた。なるほど
ということか。何か能力一つ一つに制限がない?気のせい?まぁいいや。今は準備を急げ!
よし。何とか間に合った。
「おーい。早く来いよー」
「わかってるってー」
「は、早くしてください」
「…」
美里さんだけ喋ってない。と言うか1分遅れか。10時集合だけど1分遅れてしまった。最悪だ。
ここがショッピングモールか。白が特徴的な横に広い建物だ。屋上には小さな遊園地がある。あの上下する謎の乗り物乗りたいな。
そんなことを考えていると、突然祐が何かを言い始めた。
「よし、君達をここに呼んだのは他でもない。」
「勿体ぶらないでください。私は早く千葉喰種のグッズを買いたいんですよ。」
「まぁまぁシイさん、そう言わず。で、僕達をここに読んだ理由は?」
「早く教えてください。」
そして、一息吸った後、祐が言った。
「そう。みんなの仲を深めるためにまずは遊ぼう大作戦だッ!」
「「は?」」「え?」
状況が理解できないままだが、そんなことを気にもせず、祐は話し続ける。
「作戦内容はみんなでゲームをしたり、ご飯を食べたり、まぁ色んなことをするのだ!それにこのショッピングモールの屋上には小さな遊園地がある。そこで一緒に遊ぼうでは無いかッ!」
そういう事で、僕達はショッピングモールに行った。
「美里さん。すごい似合っています!」
「えへへ。ありがう。」
ショッピングモールで女子チームは今服を見ている。というか美里さんは女子同士だとタメ口なんだ。
僕達男子チームは服屋の前の椅子に座って会話をしている。そしたら突然祐がため息をついた。
「はぁ〜女子って良いよな。服を見ているだけで盛り上がれるんだから。」
「女子が服を見るのは、男子がベンブレードのパーツを見るのと同じ感じじゃないん?」
「あっ確かにそれあるかも。」
などというベンブレードを知らない人にとっては地獄のような空気が流れていた。それとさっきの会話を聞いていた女子の皆さんすみません。許してください。全ての責任は祐が受けるんで。
横から突然ガタッという音が聞こえた。その後、悲鳴が聞こえた。何だろう?あれは…
黒い服に黒い帽子、黒いマスクに黒い靴。って犯人やん。完全に犯人。手に持っているのは…ナイフッ!?これはまずい!
「美里さんの選んだ服、どれも可愛かったです。」
「そ、そうかなぁ?褒めても何も出ないぞ?飴ちゃん食べる?」
まっっずーい!非常にまずい!女子チームが服屋から出てきてしまった!犯人は?めっちゃ女子チームの方見てるー!まぁ美里さん可愛いから仕方ないか。お昼ご飯一緒に食べてるだけで死線を感じるもん。
どうやって助ける?まぁあれか。よし、行くか。
そして僕は女子チームの前に立った。犯人はナイフを向けて走っている。でも僕には「超能力」があるから大丈夫だ。犯人が来る
…。今だッ!
「タイムストップ」
よし、犯人が止まった。今のうちに女子達を犯人から遠ざけて、もうすぐ10秒経つ。10秒経ってからが本番だ。3…2…1…
「時は動き出す」
時間が動き、犯人が走ってくる。「ポインタークリア」ナイフを指定し、クリア(消す)した。そして、「サイコキネシス」相手をほんの少し、バレないくらい持ち上げる。転んでもらうよ。
「ってぇ!」
犯人が起き上がる前に「サイコキネシス」で床の向きに力をかける。これで犯人は起き上がれない。その上に念の為僕が上に乗る。これで安心だ。
そうだ、女子チームは平気かな?美里さんはフリーズして、シイさんは警察に電話しているな。迅速な対応だ。僕は犯人をこのまま取り押さえておくか。
その後、シイさんが呼んだ警察が来て、犯人を取り押さえてくれた。
「おい!大丈夫か!」
「あー祐。大丈夫だよ。ピンピンしてる」
「お前、突然いなくなったかと思ったらあいつの前に立って、そのまま取り押さえるって…。お前すげぇな!」
「へへん。そうだろ、そうだろ」
「犯人さん。美里さんが可愛いからってそれはダメですよ。」
「あ、アハハ、まぁこの後のことは警察に任せよう。もう5時だから僕達は帰らないとね。ほら、美里さん、行くよ。」
「えっ?ああ。はい。」
そして僕達はそれぞれの家に帰った。その後僕達はショッピングモールを救ったとして賞状された。ありがたいものだ。今日はここまでにする。ありがとうね。
【あれ?今回俺の出番なくね?というか、回が増えるごとに文字数が増してる。】
今回の能力
「ポインタークリア(指定消し)」
物体を指定し、それを消す能力。消したものはどこに行ったかは誰も知らない。